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試合結果

横浜リボン2023・Nov./ラジアントホール

2023年11月23日 開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時30分



横浜リボン2023・Nov.
2023年11月23日(木祝)ラジアントホール
11時30分開場/12時00分開始
観衆:125人

◆第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○櫻井裕子(7分47秒 体固め)しのせ愛梨紗×
※前落とし式ブレーンバスター

◆第2試合 ハンディキャップシングルマッチ 15分1本勝負
○網倉理奈(10分59秒 エビ固め)咲蘭×
※ダブルアームバスター
※咲蘭はフォールカウント「2」で勝ちとなる特別ルール。

◆第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
×緑野アミサ&ZONES(14分2秒 エビ固め)芦田美歩&藤滝明日香○
※ランニングバックフリップ

◆第4試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○杏ちゃむ(14分58秒 ギブアップ)海乃月雫×
※ヒールホールド

◆第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○星いぶき&トトロさつき&Yappy(20分28秒 片エビ固め)真琴&星ハム子&松下楓歩×
※いぶningドライバー

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◆第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○櫻井裕子(7分47秒 体固め)しのせ愛梨紗×
※前落とし式ブレーンバスター



前回の道場マッチでは古川を相手に気合の入った好防をみせ、しっかりフォール勝ちをモノにしたしのせが、勢いに乗って櫻井とのシングルマッチに挑んだ。試合はロックアップから腕の取り合い、そして櫻井がヘッドロックを決める。ロープに飛ばしたしのせだが、櫻井はカウンターのタックルで吹っ飛ばす。さらに櫻井がキャメルクラッチからの鼻フックへ。エルボーの打ち合いから櫻井がコブラツイスト。ロープに逃れようとするしのせをグランドコブラから櫻井がカバーもカウントは2。しのせがタックル4連発からカバーもカウントは2。しのせが逆エビ固め、逆片エビ固め。



ロープに逃れた櫻井にしのせが飛び込みボディアタック。カバーもカウントは2。しのせがネックブリーカーでカバーもカウントは2。しのせがファイヤーマンズキャリーを狙うが、こらえた櫻井がビックブーツ。2発目をかわしたしのせがドロップキックでカバーもカウントは2。櫻井がボディスラムからドラゴンスリーパー。ロープに逃れたしのせを櫻井がブレーンバスターで投げようとするが、こらえたしのせが丸め込み。カウントは2。さらに横入式エビ固め、オクラホマロールとしのせが丸め込み連発もいずれもカウントは2。櫻井がファイナルカッターからカバーもカウントは2。続けて櫻井がブレーンバスターの体勢から前方に落とす変形技でカウント3を奪った。




◆第2試合 ハンディキャップシングルマッチ 15分1本勝負
○網倉理奈(10分59秒 エビ固め)咲蘭×
※ダブルアームバスター
※咲蘭はフォールカウント「2」で勝ちとなる特別ルール



前回の道場マッチでトトロに敗れた咲蘭は、網倉戦に向けてウエイト差をアピール。その結果、咲蘭のみ2フォールで勝ちが許される変則ルールが採用された。コールを受ける網倉に奇襲のドロップキックを放った咲蘭はエルボー連打で攻め込むが、これを仁王立ちで受けた網倉はエルボー1発で咲蘭を吹っ飛ばす。ロープに詰められた咲蘭はスクールボーイを狙うが、網倉はロープを掴んで阻止。網倉をロープに詰めてエルボーを連打する咲蘭。さらにドロップキックを放つもノーダメージの網倉はタックルで咲蘭を吹っ飛ばし、コーナーに詰めて踏みつける。さらにボディスラムでカバーもカウントは2。網倉がウエイトをかけてグランドでのヘッドロックで絞め上げる。さらにデスロック、キャメルクラッチとつなぎ、腰にストンピングを連打する。必死に起き上がってエルボー連打に出る咲蘭だが、またも網倉のエルボー1発に吹っ飛ばされ、コーナーで踏みつけられる。なおもエルボー連打の咲蘭。



網倉はダブルハンマーからカバーもカウントは2。網倉が逆エビ固め、串刺しボディアタック、ワ―プレスでカバーもカウントは2。続けて放った網倉のセントーンをかわした咲蘭が丸め込みを決めるもカウント1で反転した網倉が咲蘭の上に乗っかるもカウントは2。咲蘭が網倉のつま先を踏みつける。片膝を衝いたところにドロップキックをヒットし、網倉を倒してのカバーもカウントは1。咲蘭がフットスタンプでカバーもカウントは1。咲蘭がダイビングボディアタックも網倉がキャッチ。投げようとするが咲蘭が切り返しのDDTを決め、再度、ダイビングボディアタックでカバーもカウントは1。網倉がカナディアンバックブリーカーからコーナーに咲蘭を逆さ吊りにして串刺しボディアタック、セントーンでカバーもカウントは2。網倉がサマーソルトドロップでカバーもカウントは2。咲蘭は丸め込みを連発するもいずれもカウントは1。逆さ抑え込みを狙った咲蘭だが、これをこらえた網倉がダブルアームバスターを決め、咲蘭からカウント3を奪った。



試合中、終始、厳しい表情を崩すことがなかった網倉は、試合後マイクを手にすると「勝ったぞー!とは喜べませんね、これは。咲蘭、自分が提案した2カウントルールのために何か作戦考えてきたわけ?まったく見えなかった、正直。もっとヤバイかと思ったけど、ガ然やる気って書いてあったからさ。でも、私はハンディキャップ背負ってでも相手に勝ちたいっていう気持ちは、誰よりも分かるし、それでいいと思っている。それでがめつく、こうやって向かってくるのも、とってもいいと思ってる。私にそうしなさいって、アイスリボンの藤本さんとハム子さんが教えてくれました。ハンディキャップで悔しくないのかって、もっと何か言ってみろって。今、それをアイスリボンの未来に教えることができたんじゃないかと思いますが、皆さん、どうですか?咲蘭、あの道場マッチの時から見てたお客さんが今日見たかったのは2カウントルールで勝ってレフェリーに手を挙げてもらっている咲蘭だったんじゃないの?自分の発言に最後まで責任を持って、お客さんが咲蘭の姿が見たいって、頑張っている姿が見たいって、ここに来てくれるように…そうしたかったんだったら、もっと勉強するとか、いろんな人のマイクを聞くとか、できることはたくさんあるんだから。でも今度はちゃんとしたルールでやろうよ。その時になったらいつでもスケジュール空けとくから。また組んでもらうように、今度はちゃんと会社にあなたからお願いすること。またやろう。」と咲蘭にメッセージ。



これを受けて咲蘭はバックステージで「悔しいです。本当はハンディキャップのルールの試合にしなくても勝てる選手になりたいのに、ハンディキャップにしても負けてしまって…。大きい選手になりたいけど(体格的に厳しいならば)小さい体を活かせるレスラーになりたいです。今日の試合で自分の成長しなくちゃいけない部分を再確認できました。試合をしてくれた網倉さんには感謝の気持ちでいっぱいです。」と言葉を残した。


◆第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負
×緑野アミサ&ZONES(14分2秒 エビ固め)芦田美歩&藤滝明日香○
※ランニングバックフリップ



芦田と明日香が初の同期タッグを結成し、緑野&ZONESのぽっちゃり&がっちりタッグと対戦した。緑野、ZONESが明日香との対戦を希望するも、芦田が割って入り、ZONESを相手に指名。ZONESに先制ドロップキックを放った芦田だが、これをかわしたZONESはエルボードロップを決めガッツポーズ。さらに腕の取り合いでもZONESがパワー差を活かし優位に立つ。代わった緑野もヘッドロックで芦田を絞め上げる。逃れた芦田がジャンピングフロントキックから鎌固め、Y字レッグドロップでカバーもカウントは2。代わった明日香が緑野をタックルでコーナーに吹っ飛ばすと串刺しラリアットを決め、芦田を呼び込むと明日香はいつものハカ風パフォーマンスを決めれば、芦田はチア風ダンスを決め、串刺し連係。明日香が緑野をカバーもカウントは2。エルボーの打ち合いから緑野がサーフボードでロープに明日香を飛ばすと、ロープにはりつけてZONESと2人で絞め上げる。自軍コーナーに明日香を連れ込み、緑野がコーナーに乗って明日香の顔面を押さえ込み、ZONESが逆水平チョップを連打。さらに明日香をリング中央に寝かせると緑野が明日香を踏みつけながらロープを往復走り。



さらにボディプレス、ギロチンドロップでカバーもカウントは2。代わったZONESが明日香を弓矢固め。代わった芦田がドロップキック、串刺し側転エルボー。ZONESがカウンターのタックルからコーナーに上がってのダイビングエルボードロップでカバーもカウントは2。ZONESがブレーンバスターを狙うがこらえた芦田がバックに回ってジャーマンを狙う。こらえたZONESが芦田をぶん投げて緑野に交代。緑野が芦田をボディスラム。2発目をこらえた芦田がドロップキックでカバーもカウントは2。代わった明日香と緑野がタックルの打ち合い。バックに回った明日香がスリーパーから反転させてのエルボーでカバーもカウントは2。緑野が串刺しボディアタックからボディスラムでカバーもカウントは2。緑野が低空飛び込みボディアタックからカバーもカウントは2。緑野とZONESがダブルのブレーンバスターを狙うが明日香がこらえ、ZONESのバックに回ったところに芦田がドロップキック。さらにZONESと緑野を重ねてマットに倒すと明日香が芦田を前方で抱え上げて2人の上にプレス。明日香がカバーもカウントは2。緑野が明日香をタックルで倒し、ZONESがスライディングラリアット。緑野が明日香のバックに回り、ZONESがミサイルキックを狙うが、明日香がかわし緑野に誤爆。明日香が緑野の首筋に蹴りを2連発ヒット。カバーもカウントは2。続けて明日香がランニングバックフリップを決めカウント3を奪取。明日香が初の自力フォール勝ちで試合を制した。



〈試合後の芦田美歩&藤滝明日香〉
藤滝「初勝利をなんとか···ありがとうございました。なかなかあと一歩届かずっていう試合がずっと続いていて、自分でどうしたら一歩先に行けるんだろうって、すっごく考えて。練習もいっぱい出て、先輩とかコーチに教わって、少しずつこれで行けるんじゃないかっていうことを出していって、なんとか今日の日が来たんだなと思いました。皆様のおかげです。ありがとうございました。あと美歩ね。ずっと対角だった美歩が、おんなじ日にデビューして、ずっと一歩先を行く美歩が今日は隣で戦ってくれて、そのおかげも本当にあったなと思って。今日はパートナーだったけど、次戦った時は勝つからな!」



芦田「絶対負けない!」
藤滝「できること増えてるから。」
芦田「私も増えてるから。」
藤滝「いろんな試合を経験して2人ともできることが増えてるので、また対角に立った時はもっともっと違う自分で戦っていけたらと思っております。」

――タッグを組むより戦いたいという感じですか?
藤滝「どうですかね。」
芦田「私はめっちゃ安心感。」
藤滝「デカいから?」
芦田「デカいからもそうだし、重い技ができるじゃないですか。私はシュッみたいな俊敏な動きが得意なので、お互いの得意なところを合わせれば。」
藤滝「そうだね。」
芦田「まだまだ上目指せそうだなってちょっと今日思いました。デビュー前から苦楽を共にしてきたし。」
藤滝「そうだね。あんなこともこんなことも。」
芦田「嗚咽をしながら2人で頑張ってきたので、安心感と信頼と絆、誰にも負けないんじゃないかなって思います。」

――いつか2人でリボンタッグに挑戦?
芦田「あ、いいですね!」
藤滝「ありだよね。」
芦田「メチャクチャあり!」
藤滝「自分にない俊敏さを美歩は持ってるし、ジャーマンとか投げちゃうけど、それよりもコンビネーションがもっともっと上手くいけたら上をもっと目指せるんじゃないかなという実感があります。」


◆第4試合 シングルマッチ 15分1本勝負
○杏ちゃむ(14分58秒 ギブアップ)海乃月雫×
※ヒールホールド



グランドでの攻撃を得意とする杏ちゃむと海乃のシングル戦は序盤からグランドでの激しい関節技の仕掛け合いが展開された。途中、海乃がパイプ椅子を持ち出し、杏ちゃむの足を引っかけると膝を絞め上げる。さらにロープに杏ちゃむの足を引っかけてのストンピング、膝へのドロップキック連打、場外に降りての助走付きのジャンピングキックも膝を追撃。徹底した膝狙いに出る。10分過ぎ、胴締めスリーパーで海乃を追い込んだ杏ちゃむがバズソーキック、低空正面ドロップキックと畳みかけるも膝のダメージからか、フォールを奪うには至らない。腕ひしぎ十字固めを決めた杏ちゃむ。これを反転してカバーに入った海乃だがカウントは2。海乃がロープに杏ちゃむを追い込み片足ドロップキックからのフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウントは2。



すぐに杏ちゃむも同じフィッシャーマンズ・スープレックスを決めてホールドもカウントは2。杏ちゃむの蹴り足をキャッチした海乃が裏アキレス腱固めからアキレス腱固めでテイクダウン。杏ちゃむも海乃のアキレス腱を決める。アキレス腱固めの決め合いのまま、試合時間が残りわずかとなる。カウントダウンの中、杏ちゃむがアキレス腱固めからヒールホールドに切り返し、一気に絞め上げ海乃からギブアップを奪う。残り時間2秒で杏ちゃむが勝利した。




◆第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○星いぶき&トトロさつき&Yappy(20分28秒 片エビ固め)真琴&星ハム子&松下楓歩×
※いぶningドライバー



12月31日大晦日の後楽園ホール大会でICE×∞王座戦を行ういぶきと楓歩の前哨戦第3ラウンド。いぶきは同期のトトロ&Yappyの重量級2人とのトリオで臨めば、一方、前回の道場マッチでもいぶきからフォールを奪い、前哨戦全勝を宣言した楓歩は前回、楓歩をフォローしたハム子に加え、真琴をパートナーにし、元リボンタッグ王者のベテランコンビ“むこまこ”を従えて、いぶきからの3連勝を目指す。ゴングと同時に仕掛けたのはいぶき組だが、これを切り返した楓歩組が3人揃ってお・し・り・ダーッ!を決めるとYappyを捉える。ここにはいぶき、トトロも加わりYappyの復帰を全員で祝福。しかし直後に楓歩を捉えたいぶき組は楓歩をロープ際に追い込むとエプロンに出たトトロとYappyがサンドイッチヒップアタックを決める。続けて場外戦へ。いぶきはダメージの残る楓歩を連れまわし、真琴のマネージャーの松澤さんのラリアットを打たせたり、楓歩の上にイスを重ねたりとやりたい放題。リングに戻り、試合はYappyvs楓歩で再開。Yappyが串刺しヒップアタック、串刺しボディアタック、さらにヒップドロップを決めるも楓歩が横入り式エビ固めで切り返しカバーもカウントは2。楓歩がドロップキック。ハム子を呼び込み2人でYappyをロープに振っての飛び込み連係からダブルエルボードロップ。続けて楓歩がPKでカバーもカウントは2。代わったハム子がコーナーでYappyに腹ウォッシュ。



コーナーにYappyを振るがYappyがハム子の飛び込みを捕まえての絞首刑。Yappyがエルボー、タックルから旋回式ボディプレスでカバーもカウントは2。代わったトトロがボディプレスもハム子がかわす。ハム子とトトロがポーン合戦もダメージの残るハム子のポーンに元気がなく、トトロが飛び込みボディアタックでハム子を吹っ飛ばしてカバーもカウントは2。真琴がハム子のピンチにエプロンでのカウンターのハイキックをトトロに決めてフォロー。ハム子が腹ウォッシュ、シャイニング腹ザードでトトロを吹っ飛ばす。カバーもカウントは2。代わった真琴がダイビングボディアタック、サッカーキック、ダブルニードロップでカバーもカウントは2。タックルの打ち合いから真琴がカウンターの正面ドロップキック。真琴がトトロにコブラツイスト。ハム子がいぶきに、楓歩がYappyにパロスペシャルを決めてフォロー。トトロがロープに逃れる。ブレーンバスターの仕掛け合いは3vs3となり、いぶき組が決める。トトロが真琴に串刺しラリアット、ボディプレスでカバーもカウントは2。代わったいぶきが串刺しボディアタック、ランニングネックブリーカードロップでカバーもカウントは2。いぶきが真琴をロープ際に詰めての飛び込みビックブーツ、続けてYappyが飛び込み開脚ヒップドロップ、いぶきが飛び込み顔面ウォッシュを決めカバーもカウントは2。いぶきの蹴りをかわした真琴が無気力キック、ダブルアーム・スープレックスでカバーもカウントは2。



代わった楓歩がドロップキック、ブレーンバスターの体勢もいぶきがこらえる。楓歩がSTOでカバーもカウントは2。むこまこが入り、3人で「むこまこかほバーガー、GO!」と叫びいぶきにサンドイッチ攻撃。すかさずトトロとYappyが「トトヤピバーガー、GO!」と叫びいぶきごとサンドイッチボディアタック。さらに楓歩にトトロのセントーン&Yappyのギロチンドロップ。続けていぶきがミサイルキックでカバーもカット。楓歩が延髄ハイキック。ファルコンアローを狙うもいぶきが着地し、飛び込みダブルニーアタックでカバーも楓歩が反転して丸め込む。カウントは2。むこまこがいぶきにラリアット&スピアーのダブル攻撃。楓歩がミサイルキックでカバーもYappyがカット。



むこまこがフォローに入ったトトロをロープに振るがトトロが2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。いぶきがチョップ攻撃から楓歩の首を決めて前方に回転。カバーもカウントは2。いぶきがコーナーに上がるもむこまこがカット、楓歩が雪崩式ブレーンバスターもすぐに起き上がったいぶきがトラースキック、バズソーキック。2人がダウン。片膝を衝いた2人がエルボーの打ち合い。起き上がって楓歩のエルボーといぶきの逆水平チョップの打ち合いへ。ロープに飛んだ楓歩にいぶきが飛び込みニー。いぶきが続けて飛び込むも楓歩がキャッチしてのサイドバスター。カバーもカウントは2。楓歩が振り子式サイドバスター、変形ブロックバスターでカバーもカウントは2。楓歩がバズソーキックでカバーを狙うもいぶきがグッドいぶニングで切り返す。カウントは2。いぶきがいぶning starもカウントは2。続けていぶきが初公開のいぶningドライバー(変形ファイヤーマンズキャリースラム)を決め、楓歩からカウント3を奪取。楓歩の連勝を2で止めた。



〈試合後のリング上〉
いぶき「おい、楓歩!道場マッチでカッコいいこと言いやがって!全勝宣言?楓歩、言ってたよね。今日止めてやったぞーっ!けどね、あなたの実力は認めるよ。12月31日、後楽園ホール大会、そこが楓歩とのタイトルマッチで良かったって改めて思いました。」
楓歩「1ヵ月前まではいぶきさんとタッグのベルトを一緒に巻いて、大晦日は防衛戦できるかなって。でも、いぶきさんはシングルのチャンピオンでもあるから難しいのかなって考えていて。シングルのベルトに挑戦しようとか、目指そうって気持ちは正直、一切ありませんでした。むしろ自分はアイスリボンでデビューしてからずっとシングルに挑戦することは自分じゃ無理だって、ずっと逃げてきました。でも私、あなただから挑戦表明したんですよ。プリズムホール大会で芦田がチャンピオンになっていたら、私はきっと挑戦表明はしなかったし、ICE×∞のベルトを狙うこともなかったです。でも、きっと自分たちがここでそのシングルのベルトをかけて戦うことは宿命だったと思いますよ。大晦日までまだまだ高め合っていきましょう!今日負けた自分が言うのもなんですけど、マジで獲りますよ、そのベルト。」
いぶき「その言葉はひっくり返させていただきます。自分が防衛させていただくんで。でも、アイスの未来は私たちが創っていこう!自分は楓歩と31日までいがみ合いたくないし、アイスリボンを盛り上げるため、そして未来のために自分たちが先頭に立って頑張っていこうよ、楓歩! お客さんも見守っていてください!」



※握手回りのあと、再びマイクを手にしたいぶきが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

〈試合後の星いぶき〉


――2連敗していた前哨戦、1勝取り返しました。
「まだ2連敗して1勝取り戻しただけなので。さっきマイクで言ったこと、調子乗ってんじゃないかって思った人もいるかもしれないけど、でも、2連敗してからのこの1勝は自分的にはでかいなと思ってるので、これからまだ31日まで時間があるので、前哨戦はまた自分が勝たせていただきます。」

――最後の技は?
「いつか出せたらなと思ってた技なので、でも出せる相手っていうか、そういう実力のある選手だなって思ったので。ここぞという時に出さずにいました。」

――31日まで出し惜しみはしないでいく?
「アイスリボンを盛り上げるためには自分だけじゃなくて、楓歩だけでもなくて、やっぱり選手、所属だったり、お客さんだったり、みんなが一丸となってアイスリボンを盛り上げて、さらにいい団体にしていきたいなっていうのがあります。」

――楓歩選手にはいっしょに高め合っていこうと言っていたが?
「前回までの楓歩だったらたぶんいがみ合ってると思うんですけど、今のアイスリボンで言ったら、自分と楓歩が先頭に立って行かないとダメだと思っているので。ここでいがみ合うんじゃなくて、高め合って、その先、ゴール地点でまた会おうっていう感じでいきたいなと思います。」

――大晦日まではまだまだ前哨戦が続く?
「たぶん続くと思うんですけど、楓歩狙いで自分はいきたいなと思っています。」

――全部前哨戦でもいい?
「やれって言われたらやりますよ、自分は。やりたくはないですけど。ずっと当たってると知られたくないことも知られちゃうので。それは嫌なんですけど、でも組まれたらやりますよ、自分は。楓歩と試合するのが楽しいんで。」

――最後はいぶき選手が勝って、2023年を締めたい?
「そうですね。2023年下半期は星いぶきで終わらせたいと思っています。」

〈試合後の松下楓歩〉


「さっきのいぶきさんの話を聞いていたんですけど、私は前哨戦、毎試合やりたいなって今日の試合をして思いました。」

――なぜですか?
「純粋に楽しいですね。試合してて楽しいなって思うことって、そんなになくて、でも、やっぱりいぶきさんはずっとシングルでもやってきたし、タッグでも戦って、技何十発も受けて、いろんなことを乗り越えてきた仲でもあるし、その人と全部出し合って、自分は大晦日を迎えて、自分はどこまでやり切れるかなっていうのを楽しみにしたいなと思ってしまったので、社長に全試合前哨戦にしてくださいって交渉しようかなと今思ってます!星いぶきはこれを聞いて、何言ってんだお前!って思っていると思いますが、交渉してきます!」

――今日はいぶき選手の新技にフォールを取られましたが。
「いぶさんが大学を辞めて一緒に道場で練習することも増えて、その中でもまだ知らない技ってあるんだなって今日痛感しました。私もまだ隠してある技を···残しておいた方がいいんですかね、大晦日まで。…前哨戦止めるか。やっぱり止めます、前哨戦。気分屋で頑張りたいと思います。」

――リング上で逃げていた自分がいたと発言していたが?
「マイクで言った通りです、今の気持ちは。自分が見てきたアイスリボンのICE×∞選手権試合っていうのは、ファンの方なら分かると思うんですけど、本当にすごい方たちが試合をしてきたベルトで、そこへのプレッシャーは結構大きくて。周りの方からも、楓歩、ICE×∞挑戦しなよって言われることが多かったんですけど、でも私はまだ見てますみたいな。逃げてて、でも相手が相手だから挑戦を決めたし、挑戦するからには本当に獲りたいしって言う気持ちですね。」

――2023年、ICE×∞を巻いて、最後にハッピーを叫んでいるのは…?
「はい!松下楓歩です!頑張ります!だって大晦日のICE×∞ですよ!考えて、みんな!私、とんでもないとこに挑戦表明しちゃいましたね、本当に。でも楽しみです。前哨戦をするごとに楽しみが増えていくし、きっといぶきさんもまだ出してない秘策がたくさんあるだろうし、そこをどこまで見せて来るのか、楽しみです。皆さんも楽しみにしていてください。」