月〜

試合結果

アイスリボン1242

2022年11月26日 開始時間 14時00分〜 / 開場時刻 13時35分



「アイスリボン1242」
2022年11月26日(土)アイスリボン道場
13時35分開場/14時00分開始
観衆:62人(満員札止め)

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
○朝陽&海樹リコ(13分12秒 ギブアップ)大空ちえ&咲蘭×
※ゆりかもめ

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○柳川澄樺(8分15秒 片エビ固め)鈴木ユラ×
※0101

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
トトロさつき&×櫻井裕子(15分10秒 片エビ固め)石川奈青&あーみん○
※ダイビングセントーン

◆第4試合 トライアングルリボン選手権試合15分1本勝負
[王者]○真白優希(10分14秒 ビーナスクラッチ)松下楓歩×[挑戦者]
※もう1人は松本都[推薦者]
※第44代王者5度目の防衛に成功

『CLUB ICERIBBON』(生配信)
https://youtu.be/7BIHg2HQkc0
■月額:1,190円


◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
○朝陽&海樹リコ(13分12秒 ギブアップ)大空ちえ&咲蘭×
※ゆりかもめ



3団体の若い世代でマッチメイクされたオープニングマッチ。キャリア的に試合を引っ張っていく立場にあるのが、翌27日のSKIPシティ大会でアクトレスガールズの青野とのタッグ戦も控えている朝陽だ。朝陽と咲蘭でスタートした一戦は、海樹と大空がドロップキックの打ち合いをみせ、大空と咲蘭が手の甲へのフットスタンプを同時に決めるなど、息の合ったダブル攻撃を決めれば、朝陽が咲蘭をキャメルクラッチに決めたところに海樹がドロップキックをヒットさせる合体攻撃で応戦。



最後は咲蘭が朝陽にドロップキック4連発を決め、コーナーでの高角度エビ固め、さらにでんでんむしで朝陽を追い込むも、咲蘭のダイビングボディアタックからの丸め込み連発をしのいだ朝陽が、ロープに飛ぶ咲蘭をカニばさみで倒し、ゆりかもめで一気にギブアップを奪取した。




◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○柳川澄樺(8分15秒 片エビ固め)鈴木ユラ×
※0101



11月23日横浜リボンでキクから勝利を飾ったユラが、同大会でいぶきをフォールしタッグ王座挑戦者枠に加わった柳川とのシングルマッチに臨んだ。先制のタックルで柳川を吹っ飛ばしたユラだが、柳川もライダーキックで応戦。ユラがサッカーキックを決めれば、ユラのPKをかわした柳川がサーフボードからブリッジしながらユラの上体を潰していく関節技を披露。エルボー合戦から柳川のバックスピンキックをかわしたユラが蹴り足を掴んでの裏アキレス腱固め、ローキックからの右ハイキックをヒットし、PKからアームロックで勝負に出るが、反転した柳川は鎌固めで応戦。





最後はユラの逆さ抑え込みをしのいだ柳川はバッククラッカー、スピンキックとつなぎ、0101でカウント3を奪った。


◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
トトロさつき&×櫻井裕子(15分10秒 片エビ固め)石川奈青&あーみん○
※ダイビングセントーン



大晦日の後楽園ホール大会で行われるリボンタッグ王座挑戦権を懸けた選手同士の前哨戦。挑戦者決定戦出場が正式に決まったBIG☆DEKAI!!!のトトロと石川&あーみんのキスプリが対戦した。試合はトトロvsあーみんでスタート。ロックアップで押し合いでは両者譲らず。ここに石川と櫻井も加わっての押し合いとなるが、これも引き分け。なんとかトトロを倒したいキスプリはあーみん、石川が続けてタックルに出るが、逆に吹っ飛ばされてしまい、あーみんが無理矢理、櫻井をトトロに振り、タックルを決めさせるが、トトロはびくともしない。逆にタックルをしてきた櫻井と一瞬、険悪になるも、突っ込んできたキスプリの2人を櫻井との同時タックルで吹っ飛ばし、トトロはそのウエイトを活かした攻撃であえてあーみんを集中攻撃。



あーみんのレパートリーであるアルゼンチン・バックブリーカーであーみんを持ち上げるなど、試合を優位に進めたトトロだが、タッグ王座挑戦者決定戦にエントリーしているキスプリにとって、ここでつまずくわけにはいかない。櫻井を捉えてのサンドイッチチョップ攻撃やダブルエルボーとチームワークで応戦する。櫻井もトトロのアシストを受けながら、キスプリを追い込み、あーみんをブレーンバスターで投げてみせたが、石川がトトロと櫻井2人まとめてダイビングクロスボディで倒すと、ダメージの残る櫻井にあーみんがコーナー2段目からのセントーン。これはカウント2で返した櫻井だが、続けてコーナー最上段からのあーみんのダイビングセントーンにカウント3を奪われ、キスプリの逆転勝ちとなった。




◆第4試合 トライアングルリボン選手権試合15分1本勝負
[王者]○真白優希(10分14秒 ビーナスクラッチ)松下楓歩×[挑戦者]
※もう1人は松本都[推薦者]
※第44代王者5度目の防衛に成功



11月16日プリスパ興行で真白からフォール勝ちを奪い、トライアングルリボンへの挑戦権を掴んだ楓歩。残る推薦者枠に入ったのは過去に4度、トライアングル王者に就いている都。大晦日の引退まで一気に駆け抜けたい真白にとっての重要なタイトルマッチがこの日のメインで実現した。3人が距離を縮める中、都が両手を挙げ「来い!」と挑発。真白と楓歩が同時にこれに応じ、都を一気に押し潰す。さらに楓歩が都にドロップキックをヒットさせ、続けて真白と楓歩がサンドイッチドロップキック、起き上がった都に交互にエルボーを打ち込んでいくと、ダブルドロップキックをヒットし、都をダブルフォールも都はブリッジでこれを逃れる。



都を場外に落とし、真白が楓歩に串刺しドロップキックも楓歩はサッカーキックで応戦しカバー。カウント2で返した真白を吊り天井で持ち上げると、都がリングインし楓歩をフォールもカウント2。都が真白と楓歩をまとめてコブラツイストに決めようとするが、切り返した楓歩が都をコブラツイスト。楓歩の背中に乗った真白が楓歩にパロスペシャルを決め、最も苦しい状態の都がなんとかロープに逃れる。



真白が都と楓歩にまとめてクロスボディも、これをキャッチした2人が真白をリングに叩きつける。ロープに走る都と楓歩だが、都が自分で倒した真白につまずいて倒れ、その都に楓歩がドロップキック。そして楓歩が都、真白をまとめて逆片エビ固めに決める。ロープに逃れた都と真白に今度ははりつけドロップキックを決めた楓歩が2人まとめてカバーもカウントは2。2人まとめてブレーンバスターで投げようとする楓歩だが、これをこらえた都と真白が楓歩をダブルブレーンバスターで投げる。楓歩が場外に落ち、真白が都に目突きを狙うが、これをガードした都は真白のバックに回って「ヤーッ!」ポーズを取らせる。直後に真白に都のバックに回り「ホワイトー!」ポーズを取らせる。



さらに都のつま先をぐりぐり踏みつけた真白だが、都はカウンターのソバットからスタナー、かかと落としからカバーもカウント2。コーナー2段目に上がった都はY字ポーズを決めるが、真白はその対角コーナーに上がるとホワイトポーズで応戦。共にポーズのまま、固まったところにリングに戻った楓歩がロープワークでブンブンとロープに走り、2人を落とそうとする。必死にロープに捕まりながらロープ上を移動した都と真白がロープ上で向き合い小競り合い。ここにタックルを仕掛け2人を落とそうとした楓歩だが、エプロンに残った都と真白は楓歩にダブルの目突きを狙う。リングに戻った3選手。真白がコーナーからのクロスボディを都に決めると、カバーに入った真白を楓歩が持ち上げて都の上にプレスする。



2人まとめてカバーに入った楓歩だが、カウントは2。真白にファンファーレを狙う楓歩。踏ん張る真白。その2人を都が丸め込みながらグランドに倒すと、みやここクラッチもカウント2。真白と楓歩を仰向けに並べて寝かせた都は2人を踏みつけて渡るとコーナーに上がりマンマミーアZを狙うが、追いついた真白と楓歩が2人で都をリフトアップし場外に落とす。楓歩が真白にブレーンバスター。フォールに入るがカウントは2。丸め込み合戦から楓歩の飛び込みをビーナスクラッチで丸め込んだ真白ががっちりと固め、カウント3を奪った。



〈試合後のリング上〉
真白「松本都、勝ったぞ!強敵から勝ちました。どうでしたか、お2人?」
楓歩「初めてのトライアングル挑戦だったのに…どうでしたかって、悔しいですよ、そりゃあ。自分はおそらく今日が真白さんとの最後の対戦でした。獲れなかった!悔しい!なんでしたっけ、この(※都を指さして)大悪魔みたいな人と、で自分が練習生時代からお世話になった真白さんとトライアングルができたのは嬉しかったです。ありがとうございました。」



都「ヤバい!あー悔しい!最後にそのベルトをもらって(真白に)トラウマ作って引退させてあげようと思っていたけど、今日、初めて当たった…(楓歩の方を見て)なんだっけ?名前わかんないけど(会場からブーイング)でも意気が良くて、アイスリボンの未来は明るいなと思いました。ねえ、真白、大みそかに当たりたいって言っている子の話聞いたけど、あの子、ヤバいよ。私よりちょっとだけ強敵だよ。でもね、今日、ベルト守ったから、絶対に勝って引退してくれるって信じているから。真白なきあとの女子プロレス界は私たちに任せて心置きなく引退してください!」
真白「嬉しいですね。私もあと残り1ヵ月となりました。時が過ぎるのは早いですけど、悔いなく残りの試合をやっていきたいなと思っております。そして来月の12月25日が私、道場マッチ最後となります。最後の試合は私、リコと組みたいと思っております。(リングサイドの海樹に)OK?OKだよね?(海樹が快諾する)ありがとうございます!皆さん、来てください!」
最後は真白が中心に「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。



〈試合後の真白優希〉
――改めて試合を振り返ってどうですか?
「楓歩とトライアングルでからむのは初めてで、都さんは2回目なんですけど、やっぱり都さんは本当に強敵で、私よりも摩訶不思議な方なんで、正直、不安はあったんですけど、都さんの波に飲み込まれずに私が防衛しました。ていうことで、私がプロレス界イチ摩訶不思議ということでお願いします。」

――戦前から松本都対策というのは考えてましたか?
「はい、考えていました。私が都さん以上にバカになろうと思っていました。」

――バカで上回れば勝てると?
「はい!私がバカになりました。」

――楓歩選手に関してはどうですか?
「楓歩は私の初めての後輩だったんですけど、私よりも大人びている子で、最初は凄い子だなって思ったんですけど、やっぱりタイトルマッチでも強いし、未来がある子だし、これからのアイスリボンを引っ張っていく子なのかなってすごく思いました。でも私が勝てたので。」

――後輩として楓歩選手の思い出ってありますか?
「練習をいっしょにやっている仲で、いっつもすごい飲み込みが早くて、(技の)威力が強いので、私も骨折りそうになるんですけど、練習でいっしょになることが多いので、それが思い出かなって思います。」

――引退まであと1ヵ月ちょっとですが、トライアングルリボンの防衛戦に関してはどう考えていますか?
「もう、私はやりたい相手がいっぱい決まっているので、これ(=ベルト)を持って引退しようかなと思っています。」

――防衛戦はやらない?
「防衛戦しないです。やりたい人がいればやりますけど、今のところはする気ないです。」

――ではベルトを持って引退すると。
「はい、持って引退します!」