月〜

試合結果

アイスリボン1202

2022年05月21日 開始時間 17時00分〜 / 開場時刻 16時35分



「アイスリボン1202」
2022年5月21日(土)アイスリボン道場
16時35分開場/17時00分開始
観衆:59人(満員)

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
大空ちえ&×咲蘭(10分31秒 デスロール)キク○&Himiko

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
真白優希&×櫻井裕子(11分33秒 グッド・いぶ二ング)星いぶき○&松下楓歩

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○あーみん(9分22秒 片エビ固め)石川奈青×
※俵投げ

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
○AKARI&Yappy(13分33秒 体固め)バニー及川×&久令愛
※ダイアモンド・ボム

『CLUB ICERIBBON』(生配信)
https://youtu.be/VlBBltQzCkE
■月額:1,190円


◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
大空ちえ&×咲蘭(10分31秒 デスロール)キク○&Himiko





咲蘭とキクの同期対決がタッグ戦で実現。キクのパートナーを務めるのは、今年1月にデビューしたHimiko。今月13日に44歳のバースデーを迎えたキクより6歳年上の50歳で、5月18日Princess's Partyに続いてのタッグ結成だ。「ばばあタッグには負けない!」と入場式で気合十分だった咲蘭は先発でキクに対する。一方のキクも同期の咲蘭にはライバル意識が強く、咲蘭にサッカーキックの先制攻撃を決める。キクのパートナーのHimikoはウエイト差を武器に咲蘭の放つドロップキックを振り払い、エルボーを決めるなど、キクとのタッチワークを活かしながら、優位に試合を進めていく。咲蘭もちえとの連係を決め、キクを追い込むも、最後はキクがデスロールで咲蘭から逆転フォール勝ちを奪った。




◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
真白優希&×櫻井裕子(11分33秒 グッド・いぶ二ング)星いぶき○&松下楓歩





藤本から譲り受けたコスチュームで登場した楓歩は、序盤から櫻井にサッカーキックを連発すると、正面からのドロップキックを決めるなど、藤本を意識したムーブを見せる。パートナーのいぶきも櫻井にコブラツイストを決められるも、強引にバックフリップで外すと、逆に藤本式の卍固めで応戦。藤本チルドレンでもある19歳タッグが勢いをみせる。一方、今回が初タッグの真白と櫻井は、はりつけ状態から楓歩の蹴りをまともに臀部に浴び、悶絶する真白のピンチを救うべく、櫻井が全面に出て応戦していく。いぶきの蹴り連打を食らいながらもブレーンバスター、ドラゴンスリーパーと自分の流れに持ち込んでいった櫻井だが、いぶきは攻めに出ようとする櫻井をうまく透かしてのグッド・いぶニングで丸め込むと、きっちりとカウント3を奪取し、勝利をモノにした。



そして試合後、マイクを手にしたいぶきは5月14日坂出大会で提唱したICE×∞王座を懸けたトーナメントが5月28日横浜リボンで実現することを報告。「自分がトーナメントに優勝して、アイスリボンのトップになって、みんなを引っ張っていこうと思います!」と早くもベルト獲りに闘志を燃やした。


◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○あーみん(9分22秒 片エビ固め)石川奈青×
※俵投げ





CDデビューし、18日にCD発売記念興行を行ったばかりのKISSmeT PRINCESSの石川とあーみんが対角に分かれユニットメンバー同士の初シングルマッチを行った。序盤から積極策に出たのは石川。あーみんにタックルを何発も仕掛けていく。これをグッとこらえてみせたあーみんは逆にタックルで石川を吹っ飛ばすと、早くもワープレスを決める。石川も同じワ―プレス、さらにクロスボディアタックで応戦し、エルボー合戦、さらにバックに回ってのジャーマンを狙うが、これをこらえたあーみんはカナディアンバックブリーカーから石川をコーナーに叩きつけ、さらにセントーンを決める。あーみんのダイビングセントーンをかわした石川は丸め込みの連発からバックドロップ、ダイビングボディアタックを決めるが、あーみんもアバランシュホールド、変形サマーソルトドロップ、そしてダイビングセントーンで勝負に出る。なんとかカウント2で返した石川だが、ダメージの残る石川を抱え上げたあーみんは俵投げを決め、試合時間残り38秒で石川を下した。



試合後は石川から握手を求め、これをあーみんが笑顔で応えるなど、シングル対決を経て、また一歩、チームとしての絆が深まったようだ。


◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
○AKARI&Yappy(13分33秒 体固め)バニー及川×&久令愛
※ダイアモンド・ボム





この日のメインはアイスとPURE-Jの19年デビュー組4選手によるタッグマッチ。Yappy(=5月デビュー)とAKARI(=4月デビュー)はフィリピン&チリのインターナショナルタッグを結成すれば、一方のバニー(=5月デビュー)と久令愛(=8月デビュー)は今回がタッグでの初陣。試合はAKARIと久令愛のPURE-J対決でスタート。大型ファイター同士のぶつかり合いを展開した。代わったYappyとバニーはバニーの先制のドロップキックをYappyがかわし、さらにバニーのクロスボディをキャッチしたYappyがコーナーにバニーを横に固定しての串刺しボディアタックを決める。さらにバニーをフロントヘッドロックに決めての変形ジャイアントスイングと圧倒してみせたYappyだが、バニーはローキックを連発し反撃。久令愛につなぐ。バニーと久令愛でYappyをロープに振るが、Yappyはカウンターのクロスボディを決めると、久令愛にAKARIとの合体エルボーを決め、さらにコーナーでの絞首刑。流れを変えるべくAKARIをグランドに引き込み、腕ひしぎ十字固めを決めた久令愛。





代わったバニーも変形アームロック、さらにロープを使ってAKARIの腕を攻め込んでいく。さらにローキックからハイキックのコンビネーションを決めたバニーは久令愛を呼び込み抱え上げてもらうと、仰向けのAKARIにフットスタンプを決める。さらにニールキックをヒットさせたバニーだが、今度はAKARIがバニーをグランドに引き込んでの脇固めへ。Yappyのアシストを受けて勢いに乗ったAKARIは、バニーの反撃を浴びながらも、一気にバニーを追い込むとカウンターのラリアットから、最後は肩口に抱え上げたバニーをサイドに叩き落すダイヤモンド・ボムでカウント3を奪取し、19年組の同期対決を制した。





試合後、マイクを手にしたのは敗れたバニー。「同期ですごい力の差を自分の中で感じました。足りていない部分が多いなって思っています。ここで話させていただきたいことがあるんですが…近々のことであれなんですが、自分は来週の横浜大会で一旦、プロレスを休業します。今、正社員の仕事をしながらプロレスをやっているんですが、プロレスをするのが難しい状況になっていまして、今の仕事もプロレスも大好きなんですけど、どっちもというのが時間的に制約がすごくありまして、生活の体制というか、それを整えるためにプロレスを休業します。でも年内には戻ってくるつもりでいるので、よろしくお願いします。」と一旦、プロレスを休業することを明かした。

また、エンディングでは13日が誕生日だったキクと18日が22歳の誕生日だった久令愛にバースデーケーキが贈られ、みんなで祝福。キクは「これからもっともっと上達した姿を見せたいと思っています。」と語り、久令愛は「今日が22歳になって一発目の試合なんです。そのタイミングで久しぶりにアイスリボンに参戦させていただき、メインという場所に自分のカードを組んでいただいて、なおかつ、このようなサプライズをしていただいて、自分は幸せ者だなと強く強く感じております。ありがとうございます。」と語った。最後はキクと久令愛が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。



〈試合後のバニー及川〉
「正社員として働いていて、朝7時から夜22時の間のシフトなので、それに合わせて自分の希望ばかりを通せなかったりするので、それでも他の人と比べたら、超融通してもらっている立場だったんですけど、やっぱり1日8時間、休憩入れて9時間、移動入れて11時間、その時間を抜いた時間でしか(プロレスの)練習も準備とかも試合も何もできない。試合して、また仕事をして、試合してお休みの日だから練習行ってって、なんかそれですべてが終わっちゃうと、体が休まらなさ過ぎて、もう頭のほうも疲れがピークにきちゃう感じだったんです。それが1月に郡山で自分が濃厚接触者になって、自宅待機の期間が1週間ちょっとあったんですけど、時間もあったのでゆっくり考えたんですよ。このままキャリアも今年5月で3年になったんですけど、このまま時間がない状況で、目の前のことだけをこなしていくのは、なんかもったいないなと思って。今の昼の仕事は今、辞めてもいずれはやれるかなっていうのをなんとなく思ったり。あとは生活面で(飼っている)猫が病気っていうもあって。でも何か動かないと変わらないなっていうのがあったので、今回はプロレスに対してじっくり考える、準備をする、筋トレも練習もして、自分自身が満足できるようにプロレスをやりたかったのに、できてないなっていうことに気づけたので、そういった方向になったんですけど。今後、どうやっていくかを考えて、また(プロレスに)戻ってくるというのを考えています。それまでの間は会場とかにも顔出しとかしないようにして、練習だけ来ようかなって思っています。」

――仕事を続けながら、今後のことを考える?
「それをゆっくり考える時間が今はないんですよ。本当に毎日がただ過ぎていくだけで。次の試合が誰と誰だから、じゃあ、こういうのを考えて、こういうのをやりたいな。それなら練習でこういうことをやっておきたいなとか、そういう準備ができる余力が本当にないんですよ。ていうのが悲しくて、練習するのも休みの日か、夜かしかないので、今の自分から(レベルが)上がるのも相当遅くなるじゃないですか。キープ、キープ(がやっと)みたいな。ゆっくり考える時間を取って、そういうのを考えようと思っています。」



――プロレスを続けるために一度立ち止まって今後のことを決めてから年内にはプロレスに戻ってくると。
「はい。2〜4ヵ月って考えていたんですよ。でもその期間はわからないと思って、年内っていうのは、遅くとも年内にはという感じでいます。早ければ、自分の誕生日(=10月21日)前ぐらいには(プロレスの方に)いたらいいんですけど、それは状況もあるのでわからないですけども。その予定です。」

――戻ってくるのは間違いないと。
「そうです。やる気満々で休業します。むちゃくちゃ前向きな休業なので、待ってってもらいたいです。帰ってくるっていっても、大きいことは言えないんですけど、そういうことがいえるくらいの状況にはしておきたいですね。大丈夫です、消えないんで。」

――レフェリーも休業?
「そうです。プロレス会場に来ないっていうところで、どれだけ溜まるか。ちょっと自分でも試してみようかなって。今までっていうか、この5年ぐらい(アイスリボンに入ってからは)ずっと(プロレスに関わっていた状況)だったんで。自分は楽しみですね。来週の横浜昼夜出て、張り切って休みます!(笑)。」