月〜

試合結果

アイスリボン1178

2022年02月05日 開始時間 14時00分〜 / 開場時刻 13時35分



「アイスリボン1178」
2022年2月5日(土)アイスリボン道場
13時35分開場/14時00分開始
観衆:43人

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○網倉理奈(6分57秒 片エビ固め)咲蘭×
※俵投げ

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○石川奈青(6分45秒 タチアガール)ブルドーザー亜未沙×

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○櫻井裕子(5分55秒 ギブアップ)Yappy×
※胴締め式ドラゴンスリーパー

◆第4試合 松下楓歩生誕プロデュースタッグマッチ20分1本勝負
春輝つくし&○藤本つかさ(18分19秒 インフィニティ)朝陽&松下楓歩×


◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○網倉理奈(6分57秒 片エビ固め)咲蘭×
※俵投げ





1月16日後楽園大会で自力初勝利を飾って以来の試合出場となった咲蘭は網倉との初シングルマッチ。前回の初勝利で確実に自信をつけた咲蘭は開始早々に網倉を「ばばあ!」と挑発。ショックを隠し切れない網倉に先制のドロップキック4連発を叩き込んだ咲蘭は網倉のワ―プレスを浴びるも、2発目を制すると「そういう技は若くてかわいい子がやったほうがいいんじゃない?」とダメ出し。「じゃあ、お前がやってみろ!」と自らマットに仰向けになった網倉に、咲蘭は「ワーッ!」のアクションから、フットスタンプを網倉のボディに連続で落とす。怒った網倉はカナディアンバックブリーカーで絞め上げ、さらにコーナーで咲蘭を痛めつけるが、咲蘭は網倉のセントーンをかわすとスクールボーイの連発で反撃。さらに高角度回転エビ固め、コーナーからのダイビングボディアタックと積極的な攻めを見せた咲蘭。



最後は網倉のサマーソルトドロップ、アバランシュホールド、俵投げを続けて浴びてカウント3を取られたが、試合後、握手を求める網倉の手をパチーンとはたき返すなど、最後まで闘志が衰えることはなかった。


◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○石川奈青(6分45秒 タチアガール)ブルドーザー亜未沙×





石川と亜未沙もシングル初対決。つくしと共に前説を務めた石川は「同期だと思ったら1年後輩でした。だから絶対に負けられないです。」と必勝を期して亜未沙戦に臨むと、最初のロックアップでも亜未沙に押されながらもロープ際で切り返すと気合十分のエルボーを連発。さらに亜未沙の巨体をボディスラムで投げてみせた。亜未沙もタックルからショルダークローで反撃に出ると、ボディスラムを狙う。これをかわした石川は側転プレスから変形レッグロック、カウンターのクロスボディアタックを決める。亜未沙はボディスラム2連発からギロチンドロップ、ボディプレス、さらにエルボー合戦からのラリアット、チンロックを仕掛けるなど、パワーで押し切ろうとするも、石川は亜未沙の動きを読み、亜未沙のサイドに回り込むと、丸め込みに持ち込んでのタチアガールを決め、きっちりとカウント3を奪った。




◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○櫻井裕子(5分55秒 ギブアップ)Yappy×
※胴締め式ドラゴンスリーパー





当初、予定されていた櫻井と柳川のシングルが柳川のケガによる欠場で流れ、柳川の代打としてYappyが1月8日『1170』大会以来の復帰を果たした。試合はタックル合戦でスタート。これに打ち勝ったYappyが早くも櫻井をコーナーに詰めてのBIG ASS攻撃に出る。さらにコーナーでの絞首刑攻撃を仕掛けたYappyはロープに飛んでのヒップアタックを決めるが、櫻井もコブラツイストで反撃に出ると、串刺しエルボー、タックルでYappyを吹っ飛ばすと、再度のBIG ASS攻撃もしのぐと、スタンディングでのスリーパーからドラゴンスリーパーへ。ロープに逃れたYappyにブレーンバスターを狙うも、これはYappyが耐え、逆にエアプレーンスピンからマットに櫻井を叩き落したYappyが勝負に出るが、櫻井は切り返しの丸め込みからグランドでの胴絞めドラゴンスリーパーへ。自ら倒れ込んで絞め上げYappyからギブアップ勝ちを収めた。




◆第4試合 松下楓歩生誕プロデュースタッグマッチ20分1本勝負
春輝つくし&○藤本つかさ(18分19秒 インフィニティ)朝陽&松下楓歩×

1月31日に19歳の誕生日を迎えた楓歩の生誕プロデュースマッチとして行われたメイン。ドロップキッカーズに対して楓歩は同級生の朝陽との1年9組で対した。昨年12月4日『1162』大会以来の再戦となったが、当時はデビュー7戦目での初対戦であり、朝陽とのタッグも2度目であったことから、楓歩にしてみれば、この2か月、朝陽とのタッグはもちろん、何度も道場マッチのメインも経験してきた上での成長を見せたいところ。試合はつくしと朝陽の攻防でスタート。



早々に1年9組がロープワークを活かしてドロップキッカーズ2人を翻弄しての同時ドロップキックを決めてみせたが、タッグとしてのキャリアで圧倒するドロップキッカーズはまったく乱れることなく、朝陽を捉えタッチワークを活かしての集中攻撃で応戦する。



朝陽からタッチを受けて藤本にドロップキックをヒットさせた楓歩はドロップキッカーズにロープに振られるも、2人をタックルで吹っ飛ばし、その上に朝陽をボディスラムで投げ落とす反撃を決めるなど、試合の主役らしい動きを見せる。



楓歩の頑張りに朝陽も動きの良さでドロップキッカーズに対し、1年9組が前回の対戦とは段違いの善戦で会場を沸かせた。試合は残り時間がカウントされる一進一退の攻防となり、楓歩がドロップキッカーズ2人をリバースのブレーンバスターでまとめて投げ飛ばしたり、藤本のビーナスクラッチを逆にビーナスクラッチで切り返すなど、あと一歩まで追い込む攻撃を見せていったが、最後は藤本の延髄ハイからのサッカーキックでダメージを受けたところにインフィニティを浴びカウント3を奪われたが、ドロップキッカーズ相手に真正面から挑んでいった1年9組の好ファイトが光り、楓歩の評価がまた1ランクアップしたことは間違いない。



【エンディング】
藤本「試合がしたくてしたくてしたくて、たまらなかった。隔離明け、最初の試合が朝陽と楓歩で本当に良かったと思います。隔離明け、組む人がつくしで本当に良かったと思います。(楓歩に)ありがとう、感動した。お誕生日おめでとう。」
楓歩「ドロップキッカーズ、強すぎます。何をしたらいいかわからないです、もう。……いつか絶対に超えます。」



朝陽「藤本さん、つくしさん、アイスリボンでプロレス続けてくださってありがとうございます。お二人がいなかったら、自分たち、どこでプロレスやっているか、わかんないですよ。盗めるものを盗んで、もっと引っ張る力を自分はこれから、つけていきたいです。自分と楓歩でいつか、いや、近い将来、藤本さんとつくしさん、超えるので、覚悟しておいてください!それでは本日参戦した選手、リングに上がってください。楓歩と自分で締めます!」
メインの4選手が並び、朝陽と楓歩が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で一度締めた後、バースデーケーキの写真を貼ったケーキが2つリングへ。ひとつは楓歩、もうひとつは1月29日が誕生日だった佐藤肇代表取締役社長に贈られた。
朝陽「こんな時期なので写真を印刷したんですけど、中にはちゃんと本物のケーキが入っていますので。社長、58歳の誕生日、松下楓歩、19歳のお誕生日。社長から抱負をお願いします。」
佐藤社長「今年は曜日の関係で自分の誕生日がリアルに道場マッチでしたが、中止となりまして、1週間遅れでこういう形で祝っていただいて、とてもありがたいなと思っています。学年的には今年59歳、同級生と話すと、企業に勤めている人間は定年退職の話になってくるわけです。もうしばらく老体に鞭打って頑張っていきたいなと思っています。今月でネオプラスという会社自体が23年になります。現存するプロレスを運営する会社としては最古の、同一資本としては最古の団体だと思っています。私の信念として会社を長く運営していく、事業を長く運営していくには誠意と誠実を持って運営するというのがあります。自分たちのために誰かをおとしめたりとか、そういった言動の中で自分たちの活動を正当化するのではなく、自分たちがやれることを精一杯やって、それを評価していただこうと考えております。今回のコロナ陽性者、感染発生について、いろいろと言われるところもあります。なぜ即座に発表しないんだという声もあります。私たちは事業として、例えば私どもにご協力いただいている各団体の選手で、私たちの大会のあとに他の団体に出ていたりとか、他の選手と練習をしていたりとか、そういった方々に対して私どもがいきなりマスコミに発表しました。うちの選手はどうなんだろう。この選手が出た、うちの大会はどうなんだろうと、各団体に対して不安をあおるような行為はできないですし、それをすべて調整したあとに発表とさせていただいています。このような行為を隠蔽と言われること自体、とても不本意です。これは各選手にも言っています。そういういわれなきことを言われても、それを恥じることはない。私たちの会社はしっかりと地に足を付けて後ろ指さされることなく運営をしております。これを自信として、アイスリボンの中で頑張ってきた選手、参戦していただいている選手にとても感謝して、あと何年できるかわかりませんが、まだまだ業界に先輩もいらっしゃいますので、58歳、老体に鞭打って頑張りますので、今年もよろしくお願いいたします。」



楓歩「社長が話したら、すごい静かになっちゃった!どうしよう…本当にありがとうございます。すごい嬉しいです。自分は数か月前まで、選手のケーキを準備したりとか、照明をキラキラさせたりとか、そういう裏方の仕事をしていたので、今、こうやって改めて選手になったんだなと実感しております。明日、他団体のディアナさんに参戦させていただいたりとか、11日、GLEATさんの名古屋大会に参戦することが決まっています。19歳、いろんなリングで戦って経験値を上げていきたいなと思っています。今日もつくしさんのコラムに書かれていたんですけど、自分もこれからもプロレスでハッピーを言い続けます。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」
最後は佐藤社長も入れて全員で「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」。