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試合結果

アイスリボン両国KFCホール大会

2022年08月28日 開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時30分



アイスリボン両国KFCホール大会
2022年8月28日(日) 両国・KFCホール
11時30分開場/12時00分開始
観衆:289人

◆第1試合 メキシコ遠征者決定トーナメント1回戦15分1本勝負
〇清水ひかり (10分09秒 体固め) 松下楓歩×

◆第2試合 メキシコ遠征者決定トーナメント1回戦15分1本勝負
〇本間多恵 (8分16秒 ギブアップ) 石川奈青×
※多恵ロック
※本間多恵 トーナメント準決勝進出

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
櫻井裕子&〇柳川澄樺 (12分05秒 エビ固め) NATSUMI&咲蘭×
※1010

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
ラム会長&〇雪妃真矢 (14分49秒 ギブアップ) 朝陽×&神姫楽ミサ
※ホワイトアウト

◆第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇ステファニー・バッケル (10分45秒 レフリーストップ) 星いぶき×

◆第6試合 8人タッグマッチ30分1本勝負
×星ハム子&真琴&チェリー&山下りな (11分47秒 エビ固め) ダリス&SAKI&トトロさつき〇&まなせゆうな
※動くこと雷霆の如し

◆第7試合 ICEx∞選手権試合30分1本勝負
[王者]〇安納サオリ (15分19秒 スペシャルポテリング) 尾ア妹加×[挑戦者]
※第34代王者初防衛に成功

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◆第1試合 メキシコ遠征者決定トーナメント1回戦15分1本勝負
〇清水ひかり (10分09秒 体固め) 松下楓歩×
※稲妻レッグラリアット
※清水ひかり トーナメント準決勝進出



メキシコ遠征を懸けたトーナメント1回戦。すでに朝陽と柳川が準決勝進出を決めており、この試合の勝者が朝陽と準決勝で対戦することになる。試合はサッカーキックの打ち合いでスタート。共に相手の蹴りを受けて立つ気迫をみせると、楓歩が清水の蹴り足をキャッチしての裏アキレス腱固めから膝十字に移行し、清水の足を攻める。足を攻められながらも、あえて蹴りで勝負に出る清水に対して、楓歩は足4の字へ。ロープに逃れた清水に延髄ハイからブレーンバスターでカバーに入った楓歩だが、カウント2で返した清水はカウンターのソバット、レッグラリアットで反撃。



コーナーに上がった清水を雪崩式ブレーンバスター、さらにエクスプロイダーで追撃した楓歩だが、楓歩のハイキックをかわし、逆にハイキックをヒットさせた清水はショートレンジのハイキック、そして最後は狙いすました稲妻レッグラリアットでフィニッシュ。楓歩からカウント3を奪い、準決勝へと歩を進めた。




◆第2試合 メキシコ遠征者決定トーナメント1回戦15分1本勝負
〇本間多恵 (8分16秒 ギブアップ) 石川奈青×
※多恵ロック
※本間多恵 トーナメント準決勝進出



過去にメキシコ遠征経験のある本間が再度のメキシコ遠征に向けて、1回戦で石川と対戦。握手と同時にいきなり石川が丸め込みで秒殺を狙う。キックアウトする本間に再度、スクールボーイを仕掛ける石川。3度の丸め込みをなんとかしのいだ本間に、タックルの連打、さらに串刺しエルボー、側転式ボディプレスと攻撃の手を緩めない石川。エルボー合戦に持ち込んだ本間は石川がエルボーに来るところを腕をキャッチし脇固めでテイクダウン。さらにロープ際に石川の腕を絡めての絞め上げと反撃に出る。しかし石川も串刺しニー、ダブルアームスープレックスと一歩も退かない。



昨年のトーナメントに優勝したにも関わらず、欠場によりメキシコ行きがキャンセルとなった石川にとっては、今回のトーナメントに懸ける思いは人一倍。本間のグランドでの関節技に苦しみながらも必死にロープの逃れ反撃を試みた。しかし最後はN.A.Oを狙ったところを切り返した本間が再びグランドに持ち込み脇固めから多恵ロックに決めると、動きの取れなくなった石川が遂にギブアップ。粘りに粘った石川だが、最後は本間の関節技に散った。本間が勝ち上がったことで、準決勝は清水vs朝陽、本間vs柳川に決定。そしてこの日の夜に行われたCMLLレディリン興行で準決勝を清水と本間が決勝戦を行い、本間が勝利しメキシコ遠征の切符を手にした。




◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
櫻井裕子&〇柳川澄樺 (12分05秒 エビ固め) NATSUMI&咲蘭×
※1010





久々にタッグ結成の櫻井と柳川に、今回が初タッグのNATSUMIと咲蘭。さらに櫻井とNATSUMIはこの日が誕生日ということもあり、試合はこの誕生日を迎えた2人の顔合わせでスタート。いきなり柳川とのダブル攻撃を決めた櫻井は2人でNATSUMIを捉えると、ここに咲蘭も加わり、NATSUMIの誕生日を祝福。これを逃れたNATSUMIは咲蘭との同時はりつけドロップキックを決めると、今度は櫻井と柳川をロープにはりつけたまま、櫻井の誕生日を祝福と、両チーム共に息の合ったところをみせる。身長のある櫻井、柳川、NATSUMIがダイナミックな攻防を展開する中、体格的にハンディのある咲蘭だったが、小回りを利かせた攻撃で健闘し、柳川の回し蹴りを櫻井に誤爆させるなど、動きの良さをみせる。しかし最後は♡さらんらっぷ♡を柳川に踏ん張られ、バッククラッカーから1010で3カウントを奪われてしまった。




◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
ラム会長&〇雪妃真矢 (14分49秒 ギブアップ) 朝陽×&神姫楽ミサ
※ホワイトアウト



雪妃とのRebel&Enemyとして登場した会長だが、試合前から神姫楽の挑発を受ける。8月13日成増大会でついつい乗せられてキスプリのプリンセスハットをかぶってしまったことを雪妃の前で暴露されてしまい、戸惑いを隠せない。迫る神姫楽に対して、なぜか会長は「私はプリンセスじゃなくて忍者になりたい!」と手裏剣を投げるポーズや、吹き矢のポーズで忍者っぷりをアピール。





状況が呑み込めない雪妃も会長をバックアップし、逆に動揺する神姫楽、さらにキスプリのマネージャーを自称する朝陽を攻め込んでいった。そして最後は雪妃が朝陽に蹴りを連打し、グランドに持ち込んでのホワイトアウトでフィニッシュしたが、試合後もめげない神姫楽が会長、さらに雪妃=スノープリンセスにも会長が公約したレネプリ登場の舞台を11月5日の『Super Princess's Party』とした。この発言に雪妃は「レネプリの実力をなめるなよ。」と語り、会長も「皆さん、見に来るしなかいですね!」と語るなど、いよいよレネミー・プリンセスが実現することになった。


◆第5試合 シングルマッチ20分1本勝負
〇ステファニー・バッケル (10分45秒 レフリーストップ) 星いぶき×



8月13日成増大会でのタッグマッチでバッケルを下したいぶきは、4冠王者に対してシングルマッチを要求。ワールドワイドな戦いを目標とするいぶきにとって、タッグ、シングルで4冠王者を連覇すれば、メキシコ遠征のチャンスの可能性もありとの野望を秘めての対戦要求でもあった。試合はいぶきのドロップキックの奇襲攻撃でスタート。さらにコーナーに詰めてのチョップ連打で追撃したいぶき。これを逃れたバッケルは至近距離でいぶきと向かい合うと、いぶきの腕をロックしてグランドに持ち込む。これを逃れたいぶきはアームホイップの仕掛け合いからバッケルに馬乗りになってのエルボー連打に出るが、これをしのいだバッケルはコーナーに詰めての踏みつけから首4の字、そのまま反転していぶきの頭部をマットにガンガン叩きつける。



さらに場外でもいぶきを引きずり回したバッケルはリングに戻るとドラゴンスリーパーに絞め上げる。これをしのいだいぶきはクロスボディからエルボー合戦、チョップ合戦とバッケルと正面からぶつかり合う。さらにハイキック、ダイビングクロスボディ、ライトイングスパイラルと畳みかけたいぶきはいぶning starを狙うがこれを切り返したバッケルはそのままグランドに持ち込むと、足を使っての変形ギロチンチョークを決め、いぶきを失神に追い込んでのレフェリーストップ勝ちを奪い、いぶきにリベンジを果たした。




◆第6試合 8人タッグマッチ30分1本勝負
×星ハム子&真琴&チェリー&山下りな (11分47秒 エビ固め) ダリス&SAKI&トトロさつき〇&まなせゆうな
※動くこと雷霆の如し



現リボンタッグ王者と前タッグ王者、さらに8月13日成増大会で初タッグにして息の合うタッグワークをみせたダリスとSAKI、そしてチェリー、山下と、個性的なメンバーが揃った8人タッグはスタートからダリス組が奇襲攻撃に出れば、逆にダリスらをコーナーに追い詰めたハム子チームは4人同時のお・し・り・ダーッ!を決める。さらにハム子はダリスをセクシーポーズで挑発し、ダリスにセクシーポーズを要求。これに応えメキシコ流セクシーポーズで切り返したダリス。



序盤から会場を大いに盛り上げると、他選手たちも出し惜しみなしでそれぞれの得意技を次々と繰り出し、目まぐるしい攻防を展開していく。興味深い顔合わせあり、レアなダブル攻撃、連係ありと、会場を沸かせ続けた8人タッグ。







最後はハム子とトトロの攻防となり、トトロがまなせとのダブルパワーボムからハム子を抱え上げての動くこと雷霆の如しでフィニッシュ。前タッグ王者が現タッグ王者を沈めた。





ここでリングに飛び込んできたのが次期タッグ王座挑戦者のいぶきが、この日、ベルトを持ってくることを忘れた上に試合に敗れたハム子を挑発し、ハム子からフォールを奪ってのベルト獲りを公言した。また、ハム子に勝利したトトロは10月10日横浜リボン大会に続き、当日の夜の部でBIG☆DEKAI!!!プロデュース興行を開催することを発表した。


◆第7試合 ICEx∞選手権試合30分1本勝負
[王者]〇安納サオリ (15分19秒 スペシャルポテリング) 尾ア妹加×[挑戦者]
※第34代王者初防衛に成功



過去にアクトレスガールズのシングル王座であるAWG王座を懸けて妹加と対戦した際は(=18年1月26日)、ドラゴン・スープレックス・ホールドで勝利し、ベルト防衛を果たしている安納。約4年半ぶりに実現した同期とのタイトルマッチは安納にとってICE×∞王座初防衛戦でもあり、共にプロレスラーとしてグレードアップした上での一戦となった。試合は握手を引き込んだ妹加が安納を抱え上げようとするが、これをこらえた安納がビックブーツ。妹加のラリアットをかわした安納だが、カウンターのタックルに吹っ飛ばされる。力比べから安納を押し倒した妹加。ブリッジでこらえた安納の上に乗るとマウントでのエルボー連打。



反転した安納もエルボー連打を叩き込み腕十字へ移行。ロープに逃れた妹加だが。その腕をロープにからめた安納が腕を蹴り上げる。さらにロープに飛んでの蹴りを狙った安納だが、これは妹加がかわす。エプロンでのエルボーの打ち合いから妹加がエプロンでボディスラムを決め、ダメージを受けた安納が場外エスケープ。リングに残り安納が上がるのを待った妹加は安納がエプロンに上がった段階でストンピングを連打。さらにうつ伏せでリング中央に引き込むとエルボードロップ、セントーンを腰に叩き込む。逆エビ固めを決めた妹加。なんとかロープに逃れた安納をコーナーに投げた妹加は串刺し攻撃を狙うが、これをぴょんぴょこで逃れると、延髄ハイからビックブーツを連発する。



しかし顔面を蹴られながらも雄たけびを上げながら起き上がった妹加は安納をロープに詰めてのラリアット連打からロープに振ってのラリアットを狙うが、これを安納がかわす。逆にロープに飛んで妹加に攻撃を仕掛けようとした安納だが、これをファイヤーマンズキャリーに捉えた妹加は空中で反転させてのアルゼンチン・バックブリーカーへ。苦悶しながらもうまくバックに回り込んだ安納はおんぶスリーパーを決める。しかし妹加はそのままま前方へ安納を投げ落とすとスライディングラリアットを安納の延髄にヒットさせてカバーもカウントは2。



コーナーに上がる妹加。これに追いついた安納が雪崩式フランケンシュタイナーで投げ飛ばす。妹加のバックに回った安納。妹加がこらえるとビックブーツから投げ捨てジャーマン。すぐに起き上がった妹加がスパインバスターを決め、両者ダウン。膝立ちでのエルボーの打ち合いから起き上がって、安納がビックブーツ、膝蹴り連打からスリングブレイド。コーナーに上がる安納だが、追いついた妹加が雪崩式サイド・スープレックス。さらにウエイトリフティングスラムを連発し、コーナーからのダイビングセントーンを狙うが、これを安納がかわす。首4の字で妹加を絞め上げた安納は、ジャーマン・スープレックスでホールドもカウントは2。再びバックに回り込む安納。これを切り返した妹加だが、安納はロープワークから延髄ハイを決めると、ドラゴン・スープレックス・ホールドもカウント2。タンタンドルを狙った安納だが、これをこらえた妹加はラリアットで安納を吹っ飛ばすと、さらにロープに飛んでのラリアット2連発でカバーも安納がカウント2でキックアウト。妹加が再びアルゼンチン・バックブリーカーへ。



粘る安納に拷問式アルゼンチン・バックブリーカーへ移行した妹加はなおこらえる安納を膝に落とすと、さらにコーナー2段目からのセントーンを腰に叩き込むと、マイカバスターを決める。カウント2でなんとかキックアウトした安納。再び安納をアルゼンチン・バックブリーカーで持ち上げようとした妹加だが、安納は後転の形で逃れると、妹加のバックに回り込み、腕と足を押さえ込む形のスペシャルポテリングで逆転カウント3を奪取。妹加の猛攻に耐え抜いての王座初防衛を果たした。



〈試合後のリング上〉
レフェリーに手を挙げてもらったあと、再び前のめりに倒れると、手元にあったマイクを掴んだ安納。



安納「皆さん、これが絶対不屈彼女です。(上体を起こして)妹加、あのさ、こんなん言いたくないし、言い訳にもしたくないけど、私一応、コロナ明けなんよ。それなのにさ、遠慮ないしさ、怖いしさ…それだよねえ!それでこそ尾ア妹加だよね!絶対不屈彼女のキッカケとなった尾ア妹加。今日、また絶対不屈彼女が確立できちゃった。ありがとう。(※場内から拍手が起きる)どうする、まだしたい?まだする?」
妹加「もちろんやるでしょ。お前の、サオリの絶対不屈彼女、あの時みたいに屈してやるよ。それまでそのベルト落とすなよ。妹加がやるから。」
安納「OK、いいよ。またおいで。てか、来い。待ってるから。それでは〜皆さん!今日は久しぶりの両国KFCホール大会、ありがとうございましたーっ!もうね、今日はね、外も雨降ってて…。」
※バッケルがリングに上がってきたことに気づき、振り返る安納。
安納「出たよ、欲張りツノ美人女バッケル!なに?」
※バッケルがまくしたてる。最後に日本語で「アイスリボンのチャンピオン、より、ワタシは強い。」とタイトル挑戦をアピール。



安納「(バッケルの言葉にうなずきながら)ツノ美人さん、あなたの言いたいことは、私はメヒコで4本のベルトを持ってると。でも日本でも私の巻いてるベルトが欲しいってことだね。分かってるよ。伝わってるから。いいよ、バッケル。来月しようか。セプテンバー、OK?」
※バッケルが「シングルマッチか?」と確認。安納が「イエス。」と応えると、再びスペイン語で安納に語り掛ける。
安納「OK。そうな、それまでいっぱい遊ぼ。じゃあね、バッケル。またね。グラシアス。」
※バッケルがリングを降りる。
安納「あの子さ、4本ベルト手に持ってるのにさ、これ巻いたらどうするねん!?足に巻くんかってな!?改めまして、アイスリボンの久しぶりの両国KFCホール大会、ありがとうございました〜!もうね、ホントに思います。皆さん、いつも感染予防して試合観戦をしてくださって本当にありがとうございます。このあとも売店まだありますし、まだもどかしい距離感で、でもそれも守って、お家に帰っても手荒い、うがいしっかりして、また元気な姿で会いましょう!今日は見ててくれてありがとうございました!」
※最後は安納が全選手にリングに上がるように呼びかけ「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

〈試合後の安納サオリ〉


「まさかね、まさかコロナになるなんて思ってもいなかったです。でも、そんなん関係なくて、コロナになったからなんやって話ですよ。私からしたら。そりゃあ、もちろん思ってた以上にしんどかったです、コロナの症状っていうものは。でもそれよりも私は今日、この尾ア妹加との初防衛戦をしたかったし、絶対不屈彼女としての試合を届けて、そして見に来てくださったお客さんに元気を届けたかったです。今日はその気持ちだけでリングに上がってました。ああ、守れてよかったぁ。本当、皆さんも気をつけてくださいね。どこでかかるか分からないんで。ありがとうございました。でも元気なんで!私はなんてったって絶対不屈彼女なので!これが絶対不屈彼女です。それを今日皆さんが目撃者として認識してくださったら嬉しいです。そしてベルトが守れて本当に良かったです。ありがとうございました!9月もよろしく。あのツノ美人欲張りバッケル。いつやるか分からんけど、それまでちょっくら遊びましょうぜ、バッケルさんよ。」