月〜

試合結果

横浜リボン2022・Oct.

2022年10月10日 開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時30分



横浜リボン2022・Oct.
2022年10月10日(月・祝)ラジアントホール
11時30分開場/12時00分開始
観衆:153人(満員)

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
○朝陽&美蘭(12分14秒 片エビ固め)咲蘭×&松下楓歩

◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
○キク(7分29秒 片エビ固め)Himiko×
※丸め込みの応酬を制して

◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
○ラム会長(5分40秒 片エビ固め)鈴木ユラ×
※レインメーカー

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
尾ア妹加&△本間多恵(20分時間切れ引き分け)石川奈青△&神姫楽ミサ

◆第5試合 タッグマッチ20分1本勝負
星いぶき&×YuuRI(11分51秒 片エビ固め)まなせゆうな&トトロさつき○
※BIG☆DEKAI!!!のパワーボム

◆第6試合 タッグマッチ30分1本勝負
×真白優希&海樹リコ(13分49秒 ハムロール)真琴&星ハム子〇

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◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
○朝陽&美蘭(12分14秒 片エビ固め)咲蘭×&松下楓歩



7月18日横浜リボン大会以来となる咲蘭と美蘭の2度目の対戦が実現。美蘭の差し出す握手の手をパチーンと弾き返すなど、試合前から闘志むき出しの咲蘭は、序盤から美蘭狙いで勝負に出る。楓歩も咲蘭をアシストし、序盤から中盤にかけては美蘭を徹底攻撃。何度か朝陽が助けに入るものの、試合の流れは咲蘭、楓歩が握っていた。しかし攻め込まれながらも美蘭は予想以上の粘りを発揮し、フォールを許さない。逆にしっかりと反撃する気持ちの強さもみせ、咲蘭との抑え込みの攻防から朝陽に交代。



満を持してリングインの朝陽だが、咲蘭、楓歩の勢いは止まらない。朝陽にダブルドロップキックを決めるなど、勝利目前まで迫るも、朝陽がネックブリーカードロップをカウンターで咲蘭に決め形成逆転。 美蘭がセカンドロープからのムーンサルト、朝陽のミサイルキックとつなぎ、丸め込みで反撃に出た咲蘭をロープに飛ばしての丸め込みで朝陽が逆転勝利をモノにした。




◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
○キク(7分29秒 片エビ固め)Himiko×
※丸め込みの応酬を制して



昭和エンジェルスが対角に立ってのシングル対決。パワーで押し切ろうとするHimikoに対して、キクはチェリー仕込みのラフファイトで応戦。コーナーでの顔面踏みつけでは両者共に一歩も退かない攻防を見せるなど、技術以上に、どちらも負けられないという気持ちのぶつけ合いを展開する。





最後はHimikoが馬飛びからの丸め込みで勝負に出るが、これを反転したキクがサッカーキックから抑え込みへ。一度は反転したHimikoだったが、これを再度、反転したキクが体重を乗せて抑え込み、カウント3を奪った。


◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
○ラム会長(5分40秒 片エビ固め)鈴木ユラ×
※レインメーカー



鈴木ユラが横浜リボンに初参戦。会長とのシングルマッチに挑んだ。組むとみせてのトーキックから串刺しラリアット、サッカーキックの先制攻撃を決めたユラだが、会長はチョークでマットに押し倒しての馬乗りパンチ連打で、ユラのリズムを狂わせるとストンピングからのスリーパーでユラを揺さぶる。



ユラもボディスラムの連発、脇固め、高速ブレーンバスターと得意の仕掛けを繰り出すも、これをしのいだ会長はユラのハイキックをかわすと前方に回り込んでのコードブレイカーからレインメイカーでカウント3を奪取。




◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
尾ア妹加&△本間多恵(20分時間切れ引き分け)石川奈青△&神姫楽ミサ



妹加&本間のSPiCEAPと石川&神姫楽のキスプリのタッグ戦。神姫楽と対すると、常に神姫楽の顔面を狙う本間がこの日も神姫楽を揺さぶる攻撃を仕掛けていく。これに妹加も加勢。神姫楽を助けに入る石川も顔面攻撃の被害を受けるなど、序盤からSPiCEAPの攻勢が続く。さらに場外に戦場を映してもSPiCEAPが攻撃にキスプリは防戦一方となるが、中盤以降、キスプリもチームワークを発揮し、粘りをみせる。



元々、追い込まれると底力を発揮するのがキスプリの持ち味であり、神姫楽は本間の鼻つまみ攻撃に同じ鼻つまみで応戦し、さらに石川はダブルアーム・スープレックス、タチアガール、そして高角度のジャーマン・スープレックス・ホールドを仕掛け、あと一歩と迫る。



逆に追い込まれたSPiCEAPは妹加と本間のミサイルキックの合体技で石川を追い込むが、神姫楽のカットが間に合い、試合は20分ドローに終わった。アクトレスガールズのタッグ王者でもあったSPiCEAP相手に負けなかったキスプリの頑張りが光った一戦でもあった。



試合後、健闘した石川に「安納に挑戦しますよね?私、そして妹加は安納とめちゃめちゃ仲いいので、一番安納のことを知っているっていっても過言じゃないと思うので、一言言っておきます。安納はどんなときでもビジュアル優先なので鼻フックなんてどうでしょうか?」(本間)「サオリは絶対不屈なんで、それよりも不屈にならないと勝てない。石川も粘り強いじゃん。そういうところ出して、あとは鼻フックで勝機を掴んでください。」(妹加)とアドバイスを送った。これを受けて石川も「アドバイスありがとうございます。安納サオリに鼻フックしてみせますよ。そして仲良しの安納サオリに伝えておいてください。私達、石川奈青に勝てなかったって。11月5日。安納サオリからICEのベルト、必ず獲ってみせるので、皆さん応援よろしくお願いします!」とタイトル戦に必勝を宣言した。




◆第5試合 タッグマッチ20分1本勝負
星いぶき&×YuuRI(11分51秒 片エビ固め)まなせゆうな&トトロさつき○
※BIG☆DEKAI!!!のパワーボム



同日の夜にプロデュース興行を控えたBIG☆DEKAI!!!がセミに登場。現タッグ王者のいぶきと対戦した。いぶき、YuuRIに奇襲攻撃を受けるもこれをタックルで吹っ飛ばした2人はスタートからパワー全開。YuuRIを捉えてエプロン際で2人で腹の上に乗り、トトロが人間椅子、まなせがキャメルクラッチの体勢でスリーパーを仕掛けるなど、YuuRI狙いに出る。なんとか2人の猛攻をしのいだYuuRIはいぶきに交代。



いぶきは得意の逆水平チョップをまなせ、トトロ2人に浴びせ、さらにトトロにカウンターのハイキック連打を決める。しかしBIG☆DEKAI!!!は連係を駆使。YuuRIにサンドイッチラリアット、おんぶプレスを決め再び流れを掴む。いぶきのダイビングボディアタック、YuuRIのミサイルキックを立て続けに浴びたトトロをYuuRIが丸め込むも、これを返したトトロはカウンターのクロスボディからまなせを呼び込んでのダブルチョークスラムを決め、トトロがカバーに入ってのカウント3。プロデュース興行に弾みをつけると同時に、試合後はいぶきにベルト挑戦をアピールするなど、BIG☆DEKAI!!!の存在感を存分にアピールした。




◆第6試合 タッグマッチ30分1本勝負
×真白優希&海樹リコ(13分49秒 ハムロール)真琴&星ハム子〇



大晦日の引退が決まった真白が海樹との令和のベストフレンズ同期タッグでメインに登場し、前リボンタッグ王者のむこまこと対戦した。試合は真白、海樹の奇襲攻撃でスタートもこれを切り返したむこまこが2人同時のお・し・り・ダーッ!を決める。しかし、ダーッ!の瞬間を狙い同時ドロップキックを決めた真白と海樹は真白がハム子を、海樹が真琴を捉えての拝み渡りを披露。しかし、例によって真白がバランスを崩して着地してしまい、逆に真琴が抱え上げたハム子の蹴りを浴びてしまう。さらに真白をコーナーに詰めたハム子が腹ウォッシュを決め、真琴に交代。海樹と2人で真琴をロープに振るも真琴はドロップキックで2人を吹っ飛ばし、真白のボディにダブルニー。目突きを狙う真白だが、真琴はその指を掴み絞め上げる。さらにコーナーに乗った真琴だが、逆に真白に場外に落とされてしまう。自軍コーナーからネギを持ち出して真琴に迫る真白。ここで真琴のマネージャーの松澤さんが「それは私の得意技だ!」と抗議しながら売店から乱入し、真白にスタナー。



真琴が真白を押さえ、松澤さんがネギを振り下ろすが、これを真白がよけて真琴に誤爆。その真琴をリングに上げた真白は膝カックンからのドロップキックを決め、海樹につなぐ。海樹もドロップキック、エルボーを叩き込むが、真琴はトーラスキックで反撃。海樹もドロップキックを決めるが、真琴はかかと落とし、側転ダブルニー、ダブルアーム・スープレックスを決めハム子に交代。



ハム子にドロップキックを連発した海樹はダブルリストアーム・サルトから真白に交代。代わった真白もドロップキック3連発からアームロックへ。カットに入った真琴を海樹がおんぶスリーパーで捉える。真白ははりつけドロップキックから目突きを狙うが、これはハム子がカット。足の踏み合いは制した真白だが、ハム子が反撃し、むこまこサンドへ。これを身をかがめて寸前でかわした真白。むこまこも同士討ち一歩手前で踏ん張るが、真白は2人に同時目突き。ハム子を丸め込むがカウントは2。ハム子がシャイニング腹ザード、真琴のスピアとハム子のラリアットのダブル攻撃を決めるも、真白も海樹とのダブルドロップキックをハム子に決め、さらに海樹、真白の順でダイビングボディアタックを仕掛けカバーもカウント2。続けて海樹がスパインバスター、真白がレッグロールもカウント2。



コーナーに上がった真白を真琴が雪崩式ダブルアーム・スープレックス。ハム子がラリアット。口の中を切った真白がそれでも起き上がるとハム子にハイキック、張り手の連打、ストンピング。ハム子はカウンターのラリアットを決めて丸め込むもカウント2。真白が反転して抑え込むもカウント2。今度は真白が背負い投げからの丸め込みもカウント2。特盛クラッチを決めるもハム子が反転しカウント2。起き上がったハム子がハムロールを決め、粘る真白からカウント3を奪った。
試合後、ハム子と真琴は引退する真白にエールを送り、真白も「引退まで頑張っていきます。」と挨拶。最後も真白が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

〈試合後の真琴&星ハム子〉


ハム子「リボンタッグのベルトはなくなってしまったんですけど、そのあとも真琴さんと組ませていただいて、たくさん学ばせていただいているので、ベルトはなくとも私は真琴さんから学びたいという気持ちは変わりません。今日もでも勝てて(真琴に)ありがとうございます。」
真琴「いや、でもハム子さんはアイスの壁みたいな、どっしりしすぎていて私にはそれがないので、私こそ勉強させてもらっております。」
ハム子「でもね、こうやって真琴さんが卒業されて、またアイスリボンに参戦してくださって、若手のみんなとかをいろいろ教育してくださって、時が経っても、こうして真琴さんがいてくださると心強いので私も。今、私が最年長なんですけども、真琴さんは先輩なので、私もいろいろ刺激をいただいているので、これからもよろしくお願いします。」
真琴「そんなこと言われるとまた頑張りたくなっちゃいます。」
ハム子「やったーっ!」
真琴「また、むこまこをよろしくお願いします。」

――今日の対戦相手は大みそかに引退を控えた真白選手でしたが。
ハム子「私、真白と全然対戦したことがなかったので、ずっと対戦したくて。でも引退発表をしてから対戦っていうのも、なんか気持ちがね…もっともっとやりたいことがたくさんあったので、やっぱり可愛い後輩で、真白みたいな存在はなかなかいないので、その真白がいなくなるのはすごく寂しいんですけど、私達も悔いのないように、真白も悔いのないように最後までいければなって思います。」

――真琴選手はマネジャー含めて、いろいろ関わってきた相手ですが。
真琴「すいません。(今日も)変なおばあさんが乱入して。でも真白さんと(の対戦)は私が上位にくる遭遇率の高さだと思うんですけど、私も堪能させていただいて、マネジャーまで張り切っちゃって、生きる活力を真白さんに与えていただいているなと。本当にありがとうございます。」

〈試合後の真白優希&海樹リコ〉


真白「リコとは何回も組んでいるんですけど、そのたびに新しい刺激をもらうというか、リコの負けん気とかを私もエネルギーにしているので、すごい楽しいです、リコとのタッグは。」
海樹「久々に組ませていただいて、お互いにケガして欠場みたいな。やっと組めたなっていう感じですし、優希が引退発表しましたが、正直、本当に寂しいし、今まで優希のデビュー戦もさせていただいて、いろいろ思うことはあるんですけど、こうやって優希の引退発表後に組ませていただいたのも、優希のいろんな気持ちとかをくみ取って、今日も試合に出ましたし、引退まで笑顔で、そして引退試合も絶対に見に行こうと思っていますし、優希のあと2か月間、力になれればなと思うし、優希も自分の力になってほしいなって思っています。」

――真白選手にとって、改めて海樹選手はどういう存在ですか?
真白「リコは私にとって、大きい存在で、私の隣にいて安心がおける存在だし、なんでも言える存在でもあるし、友達でもあるし、信頼できる人でもあるし、やっぱり私にとって大切な人だなってすごい思います。」

――引退試合に向けて。
真白「悔いなくやれる相手、全員とやりたいですし、本当に悔いなくやれればなって思っています。」