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試合結果

世羅りさプロデュース興行第6弾『激核闘清2〜ハードコアミックスドタッグ1DAYトーナメント〜弐』

2021年06月13日 開始時間 19時00分〜 / 開場時刻 18時30分



世羅りさプロデュース興行第6弾『激核闘清2〜ハードコアミックスドタッグ1DAYトーナメント〜弐』in 新木場1stRING
18時30分開場/19時00分開始
観衆:194人(満員)

◆第1試合 トーナメント準決勝 ハードコアミックスドタッグマッチ時間無制限1本勝負
×鈴季すず&竹田誠志(17分03秒 片エビ固め)世羅りさ○&オルカ宇藤
※ダイビングダブルニードロップonチェア

◆第2試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
柊くるみ&×藤田あかねwith宮城もち&藤田ミノル(11分41秒 逮捕術)植木嵩行○&佐久田俊行

◆第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
○佐々木貴(15分19秒 体固め)雪妃真矢×
※D-ガイスト

◆トーナメント決勝戦
ハードコアミックスドタッグマッチ時間無制限1本勝負
×世羅りさ&オルカ宇藤(21分20秒 エビ固め)山下りな○&葛西純
※椅子上へのスプラッシュマウンテン


◆第1試合 トーナメント準決勝 ハードコアミックスドタッグマッチ時間無制限1本勝負
×鈴季すず&竹田誠志(17分03秒 片エビ固め)世羅りさ○&オルカ宇藤
※ダイビングダブルニードロップonチェア



メインで行われるトーナメント決勝戦のもう1枚の切符を賭けての準決勝第2試合。いきなり場外戦を仕掛けたのはすず&竹田。しかし、世羅&オルカもこれに真っ向から応戦すると、世羅がラダーを持ち出しすずに襲い掛かる。さらに竹田、すずを有刺鉄線竹刀で血祭にした世羅は逆に試合のペースを握ろうとする。ここで竹田が巨大ハサミを持ち出し、オルカ、世羅の額を切り流血させ、五分の流れに戻すと、世羅からの勝利を狙ってすずが反撃に出る。



竹田とのダブルハサミ攻撃、さらに世羅にダイビングダブルニーを決めるなど、血みどろになりながらも成長ぶりをみせたすずは必殺のジャーマンを狙うが、これをこらえた世羅はエアーズロック2連発からすずの上にパイプ椅子を重ねてのダイビングダブルニーでフィニッシュ。プロデューサーでもある世羅が粘るすずを下し、決勝に進出を果たした。


◆第2試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
柊くるみ&×藤田あかねwith宮城もち&藤田ミノル(11分41秒 逮捕術)植木嵩行○&佐久田俊行





1回戦で敗れたくるみとあかねがセコンドにもちとミノルを引き連れて、パートナーだった植木&佐久田と対戦した。セコンドといいながらも、ちょくちょく試合に参加するもちとミノル。フランクが試合の流れを掴んでいくが、植木は汗でぬるぬるの胸板をアピールするとくるみ、あかねに胸毛で迫る。さらに佐久田がスピーディな動きで翻弄し、フランクを追い込んでいく。しかし、最初は嫌がっていたくるみとあかねだが、植木の胸毛をむしり取るなど、反撃に出ると、あかねがコーナーに上がった植木を捕まえ、変形バックフリップへ。そしてミノルを呼び込むと「持っとけ!」とミノルに植木を羽交い絞めにするように指示。不安を抱えつつ応じたミノルだが、またもあかねのダブルチョップはミノルに誤爆。一瞬、棒立ちとなったあかねを植木が素早く連捕術で丸め込みカウント3を奪った。


◆第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
○佐々木貴(15分19秒 体固め)雪妃真矢×
※D-ガイスト



入場時、コールを受けてコーナーに上がる貴に、トップロープをゆすって邪魔するなど、敵意むき出しの雪妃。ゴングと同時に貴に襲い掛かるとエルボーから貴の両耳を掴んで投げ飛ばす。さらに蹴り、エルボーを打ち込む雪妃に貴もニーで応戦。ボディスラムを連発し、雪妃の動きを止めようとする。それでも食い下がる雪妃をキャメルクラッチ、チンロックと絞め上げる貴。そのロックする腕に噛みついた雪妃は、その後も貴の攻撃を受けながらも、しっかりと反撃に出るなど、互角の攻防をみせる。



蹴りのコンビネーションからタイガードライバーを狙った雪妃だが、これをこらえた貴は重い蹴りを連打。さらに雪妃のウィールウィンドも切り崩すと、高角度パワーボム、ラリアット、膝蹴りとつなぎ、最後はD-ガイストでフィニッシュした。



試合後、リング中央にパイプ椅子を置き、殿として座った貴は「姫!」といいながら、自分の左足をアピール。ゆっくり近寄った雪妃は貴に襲い掛かるかと思われたが、寄り添うように殿の膝の上に。激戦を終え、最後は2人の関係は殿と姫に戻った。


◆トーナメント決勝戦
ハードコアミックスドタッグマッチ時間無制限1本勝負
×世羅りさ&オルカ宇藤(21分20秒 エビ固め)山下りな○&葛西純
※椅子上へのスプラッシュマウンテン



トーナメント決勝戦のリングに立ったのはプロデューサーでもある世羅とオルカの令和枯れすすきタッグと、山下&葛西の狂ったダンプカータッグ。まさに本命同士の一戦となったわけだ。試合は世羅と山下のパイプ椅子チャンバラでスタート。山下から代わった葛西が準決勝で流血した額のテーピングをむしり取ると、傷口にパンチを入れ、再び世羅を流血させる。さらに山下は額に噛みつき、そして世羅のお株を奪うジャイアントスイング10周を世羅に決めるなど、精神的にも世羅に揺さぶりを掛ける。そして準決勝では忘れていた『狂猿』のフライヤーを世羅の額に張り付けようする。これを阻止してフライヤーとステープラー(=ホッチキス大)を奪い山下の額に打ち込もうするが、なかなか刺せない。戸惑う世羅からこれを奪い返した山下は素早く世羅のフライヤーを打ち込み、世羅をキョンシー状態にする。ここでオルカが世羅をアシスト。





葛西、山下の攻撃にパワー全開で応戦し、世羅に竹串攻撃を狙う葛西から竹串を奪うと、葛西の脳天に竹串をぐさり。さらに巨大な扇型の蛍光灯の束を葛西に振り落とす。蛍光灯の破片だらけのリング上で山下を寝かせたラダーからのダイビングダブルニーを狙う世羅。しかし、これに追いついた山下がラダーからの雪崩式ブレーンバスターへ。ここから試合の流れが一気に山下と葛西へ。葛西がオルカ、世羅の順にリバースタイガードライバーに決めると、世羅にパールハーバースプラッシュ。さらに山下にゴーグルを渡し、山下も世羅にパールハーバースプラッシュを決める。世羅にダブルのキン肉バスター。山下はパイプ椅子の山に世羅をラリアットで叩きつけカバーに入るが、世羅はなんとかカウント2でキックアウト。



その世羅を引き起こした山下はスプラッシュマウンテンで世羅をパイプ椅子の山に叩きつけ、カウント3を奪取。トーナメント優勝を果たした。

〈試合後のリング上〉
山下「ストップ・ザ・ミュージック!私は確実に昼の部より成長したぞ〜っ!オエ…むちゃくちゃな企画立てやがって!(世羅に)自分のプロデュース、自分が主人公の興行で一番取られる気持ち、どうだよ?うちらは最高です!一番になったけど、1年前お前と横浜文体でデスマッチやったよな。今日勝とうが、私はまだお前には勝ってない!一番になっても、お前にはまだ勝ってないんだよ、気持ちが!だから、その右手に持ってるFantastICEのベルト、挑戦させろ!」
世羅「プロデューサーなんですよ。空気読めよ!優勝させろよ!でも、最高の試合でした。やりましょう、Fantast ICE。ずっとずっとず〜っとやりたかったことがあって、本当は優勝したら指名で言ってやろうと思ってたけど、7年前、自分が発言したら苦笑いされ、ブーイングを食らい、アイスリボンのリングには相応しくないと言われ続けた蛍光灯デスマッチ、山下となら出来ると思ってました。7年越しの蛍光灯デスマッチ、これ(=FantastICE)を懸けてやってください。よろしくお願いします!」
山下「世羅りさの7年間の思いを全て受け止めます!やりましょう!というわけで『狂猿』の宣伝もできたし、優勝したんで、プロデューサー、カッコよく締めのマイクよろしく。」
世羅「わしが締めるの?負けたのに?」
葛西「おい!世羅!1つ言っておくぞ。生きて帰るのがデスマッチ、締めて終わるのがプロデューサーだ!」
世羅「はい!私がじゃあ、この素敵な大会を終わらせるのはもったいないですが、締めましょう!本日参加してくれた選手、リングに上がってください!(山下に)あ、あの、今度対戦するんですが、肩を貸していただけないでしょうか?(山下の肩を借りて起き上がり)すいません、あの、場所を言い忘れました。6月27日、アイスリボン後楽園大会でお願いします。じゃあ皆さんもっと近くに寄っていただいて、す、座りましょう。あの、前列だけ。こんな企画通るのか、本当に選手は集まってくれるのかと思っていましたが、今日、なんと7チーム14選手もここに集いました。本当に奇跡だと思います。それを観に来た皆さんは奇跡を目撃しました。優勝は取られたけど、まだまだこれからも自分が優勝するまでこの企画続けていきたいと思いますので、その時は是非観に来てください!じゃあ、せっかくなので自分が『激核闘清』って言ったら、みんなで『ツ−!』って言いましょう。『ツー』だけなんで、そんなにツバ飛ばないと思うんで、声出していただいて。お願いいたします。本日はありがとうございました!激核闘清!ツー!」



〈試合後の山下りな&葛西純〉
葛西「まあ、当然の結果でしょ。」
山下「当然です。」
葛西「当然の結果とは言え、なかなか楽しいトーナメントだった。楽しませてもらったよ。」
山下「最初は、もうどうなるかと。ハードコア1日に何回もしたことがなくて、このトンパチめって思ってたんですけど、やってみると気持ちが良かったです。」
葛西「まあ、いい刺激もらったよ。ただ、俺らは2試合しかやってねぇんだ。向こうは3試合やってる。どう考えてもフェアじゃねぇよ。いつか、どこぞのリングで、もしかしたらこの大会かもしんねぇ。本当の決着つけよう。フェアにやろう。それぐらい楽しかったよ。」
山下「今日、戦いは制したんですけど、私と世羅の戦いはまだ6月27日後楽園ホールで残ってるんで、しっかり、私は今日一緒に戦った葛西さんの気持ちを背負って、後楽園も私が制する!」
葛西「今日な、こんだけ過酷なトーナメントやっといてな、優勝してなんにも出ねぇらしいんだ!それはしゃくにさわるからよ、後楽園でガッチリ、ベルト獲ってそれを優勝賞品としてオレっちの前に持って来い。期待してるぞ、山下!」
山下「(FantastICE戦は)蛍光灯デスマッチになりました。もう喜んで。世羅がめちゃくちゃていうのは分かってるし、世羅ならめちゃくちゃなこと言ってくれるだろうっていう期待が逆に私にはあったので、この戦いを後楽園できっちり。今日の戦いはまだ終わってないです。後楽園、しっかり思い切り1対1でぶつかって、世羅の7年分の思いを受け止めて、私が勝ちたいと思います。是非、目を離さないでください。ありがとうございました。」
〈試合後の世羅りさ&オルカ宇藤〉
世羅「優勝できんかったぞ。どういうことや?」
オルカ「すまん…。」
世羅「どういうことや?まあ、そう簡単にあの2人に勝てるとは思ってなかったけど、なんかあるじゃないですか?プロデューサーの力みたいな。ただ、ステープラーの使い方は勉強しておくべきでした。」
オルカ「4方向のうち2回間違えたからね。」
世羅「ステープラー使ったことないし、やられたことなかったんですよ!」
オルカ「あれいけてればな。」
世羅「あれいけてればね。」
オルカ「もうちょっと違ったかもしれない。流れが、アレで持ってかれた感じはちょっとあるからね。」
世羅「まだ刺さってますけど、頭に響きます。やられました。本当に、あそこら辺から自分の調子も狂い始め、でも最後、勝てそうな、自分たちが1回戦でね、勝った技も出せて、もう来たな、流れって思ってたのに…。まあ終わったことを悔やんでも仕方ないので。山下と決まりました、FantastICE、11度目の防衛戦、蛍光灯デスマッチ。7年前は、お前が?みたいな。笑われて。アイスリボンのリングなんかでやるなと批判されて。でも、今は1人じゃないので。仲間がいるので、きっともう大丈夫。戦います。蛍光灯デスマッチ、7年越しにできるっていうのは凄い感無量な感じですけど、もちろん防衛して、自分は8月9日横浜武道館の地にチャンピオンとして立ちたいと思っているので、楽しみでしかないです。8月まで走り抜けます。」
――今回のトーナメントはやって悔いなし?
世羅「悔いないですね。我ながら凄いメンバー集めたと思うんですよ。みんな、賞金も賞品もないのに…。」
オルカ「ないの?」
世羅「ないんです。自分が優勝すると思ってたから、いいやと思って。ないのに本気で頑張ってくれて、なんか、やってよかったなと。ただ次回やるならちゃんと賞品、賞金用意して、自分のモチベーションにもつながるので、社長にお願いして用意したいなと思います。」
――7年越しの蛍光灯の相手が山下になりましたが。
世羅「むしろ山下がよかった。やっぱりずーっと山下とは戦ってきて、山下がデビューした頃からライバル関係。自分が勝った、山下が勝った、引き分けた、引き分けた、引き分けたみたいな。本当にライバルとして歩んできて、そんな山下とこの初代の座を賭けて戦って、なんかこう、なんて言うんですかね、山下って、ライバルであり自分自身みたいな、そんな運命のようなものをずっと感じていて、そんな相手とじゃないとやりたくないとは思っていたので、よかった、山下で。そう思います。」
オルカ「本当、プロデュース全部やって6回目とかですからね。経験も違いますし、家でもずっと見てたんで、準備してるとこ。あと自分がもうちょっとアシストできてれば勝てたかもしれない。どうしても2対1にされちゃってたんで、敗因の大きいところは自分なので、次やるときはもっとちゃんと引っ張って、勝てるようにしたいと思います。」
――葛西選手から再戦してもいいという発言がありましたが。
世羅「試合数の問題はあるとは思うんですけど、そんなの関係ないぐらいあっちもやってたと思うんですよね、昼に。だから、そんなにフェアじゃなかったとは…いや、フェアじゃないか?(自分たちは)直前に試合してるんだもんね?あ、そっか。やりたいです!もしかしたら勝ってたかもしれない、フェアだったらっていう悔いが残るんですね、こういうのって。はい。じゃあ、もう真っ新な状態でいつか再戦したいです。」