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試合結果

アイスリボン後楽園大会「不思議の国のアイス2021」

2021年08月28日 開始時間 11時30分〜 / 開場時刻 10時45分



アイスリボン後楽園ホール大会
「不思議の国のアイス2021」
2021年8月28日(土)後楽園ホール
10時45分開場/11時30分開始
観衆:345人

◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
本間多恵&バニー及川&×Yappy(9分17秒 いぶning star)星いぶき○&朝陽&咲蘭

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
宮城もち&×NATSUMI(8分06秒 タンタンドル)安納サオリ○&鈴季すず

◆第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
○春輝つくし(10分58秒 タイガースープレックス・ホールド)進垣リナ×

◆第4試合 IW19選手権試合19分1本勝負
[王者]○星ハム子(8分43秒 女の執念)トトロさつき×[挑戦者]
※第13代王者2度目の防衛に成功

◆第5試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
○山下りな&ラム会長&尾ア妹加(13分13秒 エビ固め)チェリー&テクラ&真白優希×
※ラリアット

◆第6試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合30分1本勝負
[王者]世羅りさ&○雪妃真矢(14分55秒 エビ固め)青野未来&石川奈青×[挑戦者]
※タイガードライバー
※第53代王者初防衛に成功

◆第7試合 ICEx∞選手権試合30分1本勝負
[王者]○藤本つかさ(19分14秒 たいようちゃん☆)藤田あかね×[挑戦者]
※第32代王者8度目の防衛に成功


◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
本間多恵&バニー及川&×Yappy(9分17秒 いぶning star)星いぶき○&朝陽&咲蘭





いぶき&朝陽&咲蘭のティーンズが初トリオを結成した。今大会がアイス復帰戦となる本間が入場してくると、試合前から「おばさ〜ん」と挑発するティーンズ。さらに開始早々、本間たちを急襲しコーナーに振ると串刺しトレイン攻撃を決め、Yappyを捕まえると3人でポーズを決めるなど、気合十分。





本間らもやられてばかりではない。早いタッチワークで反撃に出て流れを変えようとするが、朝陽をアームブリーカーに決めた本間に、カットに入った咲蘭が鼻フックを仕掛け、朝陽といぶきがミサイルキック、ダイビングボディアタックを続けてYappyに決めるなど、自由奔放なティーンズならではの好ファイトが光る。最後はいぶきがYappyを捉え、袈裟斬りチョップ、ライトニングスパイラル、そして初公開のいぶning star(=変形逆打ち)でフィニッシュ。



試合後、いぶきはマイクを手にすると「アイスリボンの今はこのティーンズにお任せください!」と力強くアピールした。


◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
宮城もち&×NATSUMI(8分06秒 タンタンドル)安納サオリ○&鈴季すず





8月18日OZアカデミー正危軍興行で復帰を果たした安納がアイスでのタッグパートナーであるすずとのあのすずタッグで初タッグ結成のもち&NATSUMIと対戦した。選手コールで2人でコーナーに上がってキツネポーズを決めると、開始早々、安納がもちとNATSUMIに捕まるも、すぐにすずがカット。逆にもちを捉えて2人で腕を決めると再びキツネポーズ。さらにエプロン越しのもちにサンドイッチのジャンピング顔面キック、安納がNATSUMIにポテリングを決め、その上にすずが重なってのダブルポテリング、安納の延髄斬りにすずがハイキックを合わせてのダブルキックと連係技を駆使。





もち&NATSUMIももちがNATSUMIに指示を出しながら検討するも、勢いはあのすずにあり。最後は安納がフィッシャーマンズ・スープレックス、そして藤本からフォール勝ちしている新技タンタンドルでNATSUMIからカウント3を奪い、安納自らが復帰戦を勝利を飾った。そして試合後、すずがマイクを持ち「あのた〜ん!復帰おめでとう!あのたんが大変そうなので、すずからお伝えさせていただきます。あのたんすずたんから皆さんにお知らせがありま〜す!我々が長らく計画を練っていたタッグコスチュームが、なんと、9月に出来上がりま〜す!イェ〜イ!ということで、9月に出来上がるんで、次の9月18日、後楽園ホールでお披露目とかどうですか?どうですか?皆さん!いい?やりましょう!」と9月18日後楽園ホール大会で再度、2人がタッグを結成し、チームとしての初コスチュームを披露することが決定した。


◆第3試合 シングルマッチ20分1本勝負
○春輝つくし(10分58秒 タイガースープレックス・ホールド)進垣リナ×





「つくしさんを倒してP'sPartyの真のエースになります!」と意気込む進垣はロックアップからつくしをロープ際に追い込むと強烈な張り手を入れる。怒ったつくしが張り手を返すと髪を掴んで進垣をコーナーに叩きつけ、踏みつけ、串刺しドロップキック、はりつけドロップキックと一気呵成に攻め込む。しかし進垣もコーナーで構えるつくしの左ひざに低空ドロップキックをヒットさせると左ひざへのギロチンドロップと、左ひざへの集中攻撃を仕掛けていく。つくしもエルボー連打を何度も仕掛けるとミサイルキック、でんでんむしと反撃に出るが、左ひざのダメージから踏み込みが甘くなってしまう。





つくしの直伝ラ・マヒストラルを切り返した進垣は裏アキレス腱固め、さらに膝十字固め、ナガタロックと徹底した左ひざ攻撃。しかし、つくしも折れない。必死にロープに逃れ、裏打ちを決めると、ダイビングフットスタンプ、そして一気にタイガースープレックスでカウント3を奪った。


◆第4試合 IW19選手権試合19分1本勝負
[王者]○星ハム子(8分43秒 女の執念)トトロさつき×[挑戦者]
※第13代王者2度目の防衛に成功





8月22日たまプロパーティ大会で試合後のハム子を急襲し、IW19王座挑戦を表明したトトロ。トライアングルリボン王座との二冠を目指しての一戦はトトロのラリアット、セントーンの奇襲でスタート。タックル合戦に打ち勝ったハム子がコーナーでの腹ウォッシュを決めるが、これをしのいだトトロは豪快なボディスラムからエプロン際での踏みつけ、人間椅子攻撃に出る。ハム子も逆エビ固め、トトロのお株を奪うエプロン際での踏みつけに出る。エルボー合戦ではハム子が突っ張りを決めれば、トトロも腰の入った突っ張りで応戦。



パワーが真っ向からぶつかり合う一戦となり、勢いに乗るトトロがカウンターのクロスボディ、カミカゼ、ダイビングセントーンから動くこと雷霆の如しを狙うが、これを逃れたハム子は往復ラリアット、飛び込みラリアットで勝負に出るが、これをしのいだトトロが倍返しの豪快ラリアットを決め、起き上がったハム子に突っ込むが、ここでハム子が奥の手である女の執念でクルリ。電光石火の丸め込みでハム子が王座防衛を果たした。



試合後、リング上でV2ポーズを決めるハム子。しかし、その背後からリングに飛び込んできたつくしがドロップキックでハム子を吹っ飛ばすとマイクを手にした。



「ハムさん、自分、そのベルト、取り返したいんですよ。だから、そのベルト賭けてタイトルマッチ、お願いします!」と挑戦表明。ハム子は「来ると思ってましたよ!私、じゃあ決めますよ。つくしとやりたいから9月18日、後楽園ホール、次の後楽園ホール大会でよろしく。」と2人が握手。ハム子vsつくしのIW19王座を懸けた再戦が実現することになった。


◆第5試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
○山下りな&ラム会長&尾ア妹加(13分13秒 エビ固め)チェリー&テクラ&真白優希×
※ラリアット





Revel&Enemy軍とチェリー&テクラ&真白の異色トリオの一戦。試合前、なぜかFantastICE王座と共に大阪ガチャ王ベルトを思いっきりアピールする山下。これにクレームをつける会長と妹加を無視し、試合前も真白に「頑張って!」と声を掛けるなど、気持ちはガチャ王国の山下。真白が先発に出ると、山下も先発を申し出るとロックアップで真白をコーナーに詰めてクリーンブレイク。その直後、ボディスラムを決め妹加に交代。妹加と会長は真白に的を絞った攻撃に出る。攻め込まれる真白だが、会長に膝カックンを決めるとドロップキックをヒットし、チェリーに交代。真白をフォローするチェリー、テクラが全面に出てRevel&Enemy軍に対する中、この試合2度目の山下vs真白の顔合わせに。山下にドロップキックを連打した真白はコーナーに上がるが、ここで山下はその真白をスプラッシュマウンテンのマウンテンの体勢に持ち上げる。慌ててチェリーとテクラがカットに入る。



そしてチェリーと真白が2人で山下をロープに振ろうとするが、これを切り返した山下がチェリーをロープに振ると、真白を抱え上げてチェリーに真白の足を打ち付ける合体攻撃に出る。ここでカットに入ったテクラが真白の両足を払い上げ、そのまま山下が真白をバックドロップで投げ落とす形になってしまう。思わず頭を抱えるテクラ。そこに入った妹加が会長をおぶって真白にプレス。さらに妹加は山下をリフトアップし、真白の上にプレスさせる。なんとかカウント2で帰した真白は山下にエルボーで反撃する。さらにホワイトクロスボディから目潰しを狙った真白だが、その指をチョップの形でガードした山下は真白の丸め込みの連発もしのぐと、最後は飛び込みラリアットを叩き込み、真白からカウント3を奪った。



試合後、大の字の真白に声を掛け、再び大阪ガチャ王ベルトを掲げる山下。そこに歩み寄ったのがテクラ。不気味な笑みを浮かべながら、山下が肩にかけたFantastICE王座のベルトに手を伸ばそうとする。



ガチャ王ベルトを置き、FantastICEベルトを抱え上げる山下。テクラは山下との距離を縮めるが、さっと後ずさりリングを降りた。テクラらしい挑戦アピールを受けた山下は2本のベルトを掲げて笑顔を見せた。


◆第6試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合30分1本勝負
[王者]世羅りさ&○雪妃真矢(14分55秒 エビ固め)青野未来&石川奈青×[挑戦者]
※タイガードライバー
※第53代王者初防衛に成功





青野とのヤングビューティエクスプレスで、アジュレボとの対戦を直談判した石川。当初はノンタイトル戦だったが、8月22日たまプロパーティ大会でバニーに勝利し、海外遠征の権利を手にした石川に、試合後、雪妃がタイトル戦を打診。石川にとって初のリボンタッグ王座挑戦が実現した。パートナーの青野はアクトレスガールズの8月13日後楽園ホール大会で関口翔とのカケミクタッグでAGWタッグ王座を初戴冠したばかり。試合は勢いに乗る挑戦者チームの雪妃へのダブルドロップキックが先制打となった。しかし、すぐに起き上がった雪妃は石川を捉えると、自軍コーナーで膝蹴りを入れながら世羅に交代。世羅がリバースカンパーナ。そこに雪妃が低空ドロップキックを入れ、ダブルニー攻撃。試合前、またもベルトの王冠部分が取れてしまい、動揺するハプニングこそあったものの、試合にまで影響はなし。一気にアジュレボがペースを掴む。石川の背中にダブルニーを入れた世羅は余裕の表情で石川の背中を踏みつけ、さらにキャメルクラッチと痛ぶる。両膝をついたまま、世羅にエルボーを連打する石川だが、それを胸を張って受けた世羅はエルボー1発で石川を吹っ飛ばす。石川はライダーキック、クロスボディアタックを決め青野に交代。青野はドロップキックを決め、さらに雪妃を仰向けの世羅の上にボディスラムで叩きつける。さらにサッカーキックを決めるが、青野のミドルキックをキャッチした世羅は青野をジャイアントスイング、セラリズム、コンバイン、串刺しダブルニー。



世羅のカバーをカウント2でキックアウトした青野は代わった雪妃に串刺しドロップキック。これをしのいだ雪妃は世羅を呼び込み、串刺しダブルエルボー、雪妃のSTOから世羅のダブルニー、雪妃の飛び込みニーの連続攻撃へ。雪妃と青野の蹴り合いから、雪妃の蹴り足をキャッチした青野がキャプチュード。代わった石川が雪妃にドロップキック、ボディスラムを決め、コーナーに上がるが、雪妃がデッドリードライブからサソリ固め。これを逃れた石川がダイビングボディアタックからバックドロップを狙うが、こらえた雪妃は飛び込みキックから世羅とのダブルのど輪を狙う。これをこらえた石川だが、アジュレボはロープに飛んでのダブルタックルへ。ここで青野がアジュレボにダブルラリアットを決め石川をアシスト。石川が雪妃にバックドロップを決め、青野と2人で合体ダブルアーム・スープレックス。N.A.Oを狙った石川だが、これを丸め込みで返した雪妃は世羅のリフトアップスラムに合わせてのニーからミドルキック。





石川も側転式回転エビ固めで反撃も、雪妃はブレーンバスターからタイガードライバーを決め、石川からカウント3を奪い、リボンタッグ初防衛を果たした。
〈試合後のリング上〉
雪妃「未来ちゃん、石川、今日は挑戦してくれてありがとう。(石川に)始まる前から、始まっても、終わっても、ずっと泣いてるの?」
石川「泣いてないです!」
雪妃「2年目、石川は?超気持ち分かるよ。石川もいっぱい欠場してるし、遅れを取ってるっていう思いもあるかもしれない。けど、ここにそういう先輩がいるから。1年目は8ヵ月も欠場して、その後ベルト戦線絡みまくって今もチャンピオンだよ。泣いた分強くなるよ、絶対。未来ちゃんと石川、組んで、これからタッグやっていくのかな?(石川と青野がうなずくと)またタッグとして強くなった時に当たれるのを楽しみにしてます。期待してるから。(石川にマイクを渡そうとするが石川の様子を見て)泣いてるみたいだから、コメントはバックステージでちゃんと出してね。今はしゃべれなそうだから。というわけで、アジュレボ、初防衛戦でした。このまま驀進するしかないですよ、私たち。」
世羅「そうですな。」
雪妃「アイスリボンのインターナショナルリボンタッグチャンピオン最多防衛目指して、まだまだアジュレボ驀進しますので、応援よろしくお願い致します。」
「はい、はい、はーい!」とラム会長と尾ア妹加がリングに上がる。



妹加「ユキさん、私たち同じユニットですけど、今の試合観て、アジュレボと超やりたくなりました!」
会長「イェ〜イ!」
雪妃「セコンドついてたじゃん、今。」
妹加「ついてたんですよ。めっちゃ応援してました。応援してたらどんどん私が相手したいなと思ったんですよ!」
雪妃「相手したいの?」
妹加「ずっと組んでたから、アジュレボがなかったじゃないですか。対角に立ってみたいと思ったんですよ。」
会長「思った、思った!私がアイスリボンに上がらせていただき始めた頃に、もうお2人は組まなくなってしまっていて、このアジュレボと対戦をちゃんとしたことがないんだよね。で、こうやって自分たちも絆を深めて最近いるので、是非挑戦させていただきたいなって。そのアジュレボが持ってるベルトに価値があると私は思っているので、アジュレボが持っているうちにそのベルトに挑戦させてください。」
妹加「私たちが巻いたほうがレネミーにベルトが3つになりますから。」
会長「ユキさんはまた別のベルト巻いてもらって…。」
雪妃「エネミーでベルト総取り?」
妹加「1年ぐらい言っていて、いいかげん終わらせたいので。」
雪妃「はい。挑戦受けますね?(世羅がうなずくと)はい。」
会長「いつですか?」
世羅「今日ホールだから、次のホール…。」
会長「ホール?みんな、いい?」
雪妃「じゃあ、よろしくお願いします。」
アジュレボと妹加、会長が握手し、9月18日後楽園ホール大会でのタイトル戦が決定した。


◆第7試合 ICEx∞選手権試合30分1本勝負
[王者]○藤本つかさ(19分14秒 たいようちゃん☆)藤田あかね×[挑戦者]
※第32代王者8度目の防衛に成功





8月21日道場マッチの座談会で藤本と対峙したあかねは「次、勝てなかったら、自分からICEに挑戦することはもうないです!」と宣言。8月9日横浜武道館大会の翌日のコレガプロレス大会で右膝を脱臼したあかねにとっては復帰戦がいきなりタイトル戦になったものの、藤本のドロップキックを払い落とし、タックルから右肘でのエルボードロップを決める。カバーに入ったあかねだが、藤本は下からの三角絞めであかねの右肘を伸ばす。さらに腕十字、右腕をしっかりロープに固定してのはりつけドロップキックと右肘狙い。場外に吹っ飛んだあかねにエプロンを走ってのドロップキック、フェンスに右腕を巻きつけて踏みつける。





しかし、あかねも場外アバランシュを決め、リングに戻すと顔面への蹴りからタックル連打。これをしのいだ藤本は卍固めで再びあかねの右腕を固める。ロープに逃れたあかねははりつけボディアタックから胴締めスリーパーへ。ロープに逃れた藤本はカサドーラからのサッカーキック、串刺しドロップキック、ミサイルキックから再び三角絞め、そして腕十字へ。さらに藤本はコーナーからダイビングローリング・ネックブリーカーでフォールへ。あかねがカウント2で返すと、藤本はビーナスシュートを狙うが、これをあかねがコーナーの藤本を抑えてディフェンスして落とす。タックルから変形キャメルクラッチに入るが、POMジュースに入るタイミングで反転した藤本が極楽固め、そして腕十字へ。





徹底した右肘潰しだ。これをロープに逃れたあかねだが、藤本はサッカーキックを連打。しのいだあかねは雪崩式ブレーンバスター、右肘でのエルボーを連打し、変形バックフリップ、高角度パワーボム、みかんでポンと攻め込む。アバランシュホールドは藤本がインフィニティで切り返すが、カウント2でキックアウトしたあかねは延髄ハイを浴びるもPKをキャッチすると、強烈なヘッドバットから人でなしドライバー、変形キャメルクラッチ、POMジュースとつなぎ、アメリカンオレンジドライバーを狙って担ぎ上げるが、これをウラカン・ラナで切り返した藤本はあかねがカウント2でキックアウトするとビーナスシュートをヒットさせてカバー。





しかしあかねがカウント2でキックアウト。藤本がインフィニティもカウントは2。最後はたいようちゃん☆ボムで粘るあかねからカウント3を奪った。



〈試合後のリング上〉
藤本「8度目の防衛戦に成功しました!(あかねに)横浜武道館で勝って挑戦権をゲットして、その時に私が言った言葉、覚えてるよね?後楽園まで怪我するなよって!そういうところよ。でも、でも、ちゃんと今日まで間に合わせてくれた。頑丈になったのは体だけじゃなくて、メンタルも頑丈になったんだね。ありがとう!」
あかね「普段は優しいのに、こうやって思い切り痛めてるとこ攻めてきて、でもそうやって自分の頑丈さを信用してくれてるんだと思って、今までだったらこれで大丈夫かな?ってたぶん思ってたと思うんですよ。その5年間の成長を見せれたので、あのときできなくて、今日やって良かったなって思いました。まだまだ頑丈さに磨きをかけて、アイスリボンイチ頑丈って言われるように頑張ります!挑戦する前に言いましたけど、ICEはもういいです。やり残したこともうないです。って言ったら辞めるみたいですけど、まだ辞めないですけど、ICEは最後にしようと思って挑戦しようと思ったので、最後の相手が藤本さんで良かったと思いました。」



藤本「でもあれでしょ?自分から言うことはないんでしょ?じゃあ私から指名したらあるんだよね?」
あかね「おお?そういうこと?」
藤本「それまで待ってるからさ。(ベルトを)持ってるからさ。私は声を大にして言いたいよ。藤田あかねをもっともっと知って欲しい。お客さんにもっともっと知らしめたい。だってあんた、めちゃくちゃ良いレスラーだから。もっと発信して。自分の良いところ、泥臭いところ、いっぱい発信して。またこのベルト挑戦者に指名するから。」
あかね「断れない人間なんで。またその時が来たらお願いします。」
藤本「よろしくお願いします。」
あかね「ありがとうございました。」

※あかねがリングを降り、藤本が起き上がる。
藤本「頑丈なのは頭もですね。あかねの頭突きが痛くてフラフラしていますが、今日出場した全選手、リングに上がってきてください。」
※リングに上がってきたつくしが藤本の背後からドロップキック。藤本を吹っ飛ばす。
つくし「つっかさん、今年の4月にした春の約束、覚えていますか?自分はその約束を果たしたい。だから、そのシングルのベルトにまた挑戦させてください。よろしくお願いします。」
藤本「来ると思ってたよ。どうせだったら春の約束、そしてつくしの誕生月、9月18日、後楽園ホール、そこでいかがですか?」
つくし「(一瞬、困った表情を見せるも)その日にIW19のタイトルマッチが決まっているけど、自分2試合しますよ。2試合やってやるよ!タイトルマッチ、やってやりますよ。だからその日で、よろしくお願いします。」

※つくしの背中にリングに上がったいぶきがチョップ。



いぶき「2試合とかふざけたこと言ってんじゃねぇよ!自分は高校生のうちにベルト巻きたい。せっかくならこのトップの(ICE×∞の)ベルトを巻いてアイスリボンのトップにも立ちたい。だからつっかさん、このシングルのベルトに挑戦させてください。お願いします!」
藤本「なんで泣いてるの?」
いぶき「そりゃあだって、久しぶりのシングルのベルトに挑戦表明したし、やっぱりつっかさんを大好きだから。なんか泣けてきちゃうんですよ、今日の試合とか観て、やっぱりつっかさんは凄いな〜、誰も勝てないな〜みたいな、つっかさん、やっぱりすごい…。」
藤本「めちゃくちゃ褒めてくれる!ありがとう!やりましょう!」
※藤本といぶきが握手。



藤本「いぶきの気持ちを汲んで、シングル初かな?メインイベント、9月18日の後楽園でやりましょう!」
いぶき「お願いします!もう一度、言わせてください。言いたいことがあります。アイスリボンの今は、このティーンズにお任せください!はい。今日試合した選手、みんなリングに上がってください。」
藤本「ティーンズの勢いは凄いですね。締める前に1つ報告があります。つくし、そして、石川はいないかな。じゃあVTRをお願いします。」
※藤本、つくし、石川のCMLL遠征がスクリーンで発表される。



藤本「こういうご時世ではございますが、わたくし、藤本つかさ、春輝つくしと石川奈青の3名がアイスリボン代表して、日本代表として、CMLLに行ってきます!アレナメヒコでアイスリボン見せつけてきますので皆さん、ぜひ応援のほどよろしくお願いします。それでは締めますか。いぶき、ごめんね。今日はあかねに締めてもらいたいんだ。プロレスでハッピー!アイスリボ〜ン!」

〈試合後の藤本つかさ〉


「V8に成功しました。自分が持ってる記録まであと3回かな?あんなに執念深い女はなかなかいないと言うか、5年前のことをずっとひきずっているんですよ。今日、それを打破できたから、またあかねは一歩進んでくれるんじゃないかなと期待をしています。」
――今日のあかね選手は藤本選手が期待していたあかね選手でしたか?
「はい。みんなあかねののことを結構ボロクソ言うんですよ。格が一つ落ちてるとか、あかねだったら勝てる気がしないなとか。それが悔しくて、たぶん本人が一番悔しいんですけど、私も悔しくて、ポテンシャルを持っているのが分かってる分、それをなんとか開花させたいっていう気持ちがあったので。あかね自身が掴み取ったチャンスではありますけど、今日、後楽園のメインという場所で防衛戦が出来たのは良かったなと思います。」

――相応しいチャレンジャーだった?
「そうですね。ただ、やっぱり悔しいですよ。あの武道館の勢いのままあかねが来てくれたら、また違った期待値があったんじゃないかなと思うと、やっぱり悔しいので、それがあかねらしいと言えばそれで終わりかもしれないけど、やっぱり次のステージにあの子は進むべきだと思う。」
――あかね選手はこれが最後の挑戦だと言っていて、でも藤本選手は指名すると言いましたが。
「はい。だって自分から行くのは最後でも、私が指名したら、それは自分から行くことにはならないじゃないですか。挑戦しないということはベルトを巻かないということなので、それでいいのか?と。期待してるの。本当に期待してるんです、あかねは。中島安里紗曰く、女子プロレス界で一番顔が可愛いのがあかねって言うんですよ。あの鬼の中島安里紗が。顔が可愛いって最強じゃないですか。」
――試合後、つくし選手、いぶき選手が挑戦に名乗り出ました。
「つくしと9月やろうと思ってたんですけど、(ハム子の試合が自分の)前の試合のことだったんで、頭に入ってなくて。どうやらIW19が決まってたらしいですね。でもやっぱり、私の姿を見て2試合やってやるよっていう発言したと思うので、背中を見られてるからちゃんとしなきゃなと思いました。」
――いぶき選手の久々のICE×∞挑戦。
「私がチャンピオンの時はしてないですね。彼女には明確な、高校生のうちにベルトを巻く、巻くならトップのベルトを巻くという目標があるので。そっか、9月18日は星親子がどちらもシングルのタイトルマッチなんですね。星親子は頑張って頑張って、負ける姿が一番美しい。それを9月18日で。でも、いぶきはエルボーが肩の脱臼で使えなくなった時に、私がチョップを教えたんですけど、それを武器にして、いぶきならではの武器になっているので、あの時とは違ういぶきと、私のチョップ対私が教えたチョップ、どっちが強いか対決でもありますよ。チョップでスリー取ってやる。」
――若い世代が元気なのは団体にとってはプラス?
「はい。勢いのある人が団体のトップに行かないと団体自体が勢いがなくなってしまうので、いいことです。そういう意味では私も負けじと劣らず勢いがあるので、勢い対勢いの対決で、どっちの勢いが勝つか。」
――メキシコ遠征も発表されたが?
「そうなんです!決まってはいるんですけど、実は今日メキシコの時間と日本の時刻、同時発表なんです。メキシコのTwitterにも私たちの写真が発表されてると思うんですよ。アレナメヒコで試合をしてきます。2度目の遠征になるので。日本は今、声援NGだったり、マスク観戦だったりとか制限がある中での観戦なんですけど、メキシコは今、ワクチン事情なども進んでいて、お客さんも入れて試合ができる状況なので、ちょっと先の日本のプロレス会場の風景を見てこようかなって思っています。」
――つくし選手の挑戦はいつになりますか?
「9月18日がいぶきってなっていて、その前に防衛戦を組むというのは失礼にあたるので、まずはいぶきで。その結果次第で。つくしとはずっとやりたいと約束をしていたので、やるべき相手だと思います。」
――つくし選手はIW19王者として来てほしいと思いますか?
「そうですね。次の会場がどこなのかわからないですけど、私だってIW19巻きたいし、ダブルタイトルだってやりたいし、そういう意味ではつくしに勝って欲しいし、私も防衛したいし挑戦したいです。」
――あかね選手に関しては挑戦することはないって言ってましたが、挑戦する気のない選手でも指名することはあるということですか?
「挑戦に備わってない選手だったら名前を出すこともないと思うんですよ。あかねの場合は眠ってるものを引っ張り出す人が必要で、着火型の選手なので、火をつけてあげたら燃える人。やっぱり分析はしますよね、挑戦者。色んな人がいるので。メキシコ行ってきます!」

〈試合後の藤田あかね〉


「なんでしょう…後悔もちょっとあったり、したりしなかったりですね。(今回のタイトル戦を)止めるかどうかって言われたんですよ。今回欠場して、9月、万全な状態でやってもいいよって、藤本さんに言われてたんですけど、その時のモチベーションが凄かったのもあって、やるって言ってしまって。今日試合してても、する前もずっと大丈夫だと思ってたし、今日絶対やりたいって気持ちもあったんですけど、もし、もうちょっと腕に、やっぱりまったく不安がないわけじゃないので、本当に万全な状態だったら勝てたかもしれないと思って、そこはちょっと後悔してますけど、でも、なんか分からないです。良かったなって気持ちと、万全だったらどうだったんだろう?って気持ちがあるんですけど。う〜ん…でも、悔しいけど、今できることは全部ぶつけて、それで負けたらしょうがないなと思います。でも、最後に良いレスラーだって言ってもらえたので、今まで期待してるのにいつもダメだ、いつもダメだって言われてたんで、あの言葉で、ベルトは獲れなかったけど、多少恩返しができたんじゃないかなって思います。それも後楽園ホールのメインで出来たことは本当に嬉しいです。でも勝ちたかったっす。スタミナお化けヤバいですね。そんな人に前哨戦もなく、約3週間ぶりの試合、挑んだことが間違いだったのかもしれない(苦笑)。でも、自分からは挑戦しないって言いましたけど、もしあの人がずっと持っていたり、誰かに獲られたとしてももう一回獲った時に指名されるんであれば、自分は断れない人間なので、もう一回やると思います。その時こそ必ず藤本つかさからベルトを獲って勝ちたいと思います。それよりも早く、お客さんが藤本つかさのアイスリボンって言われるのをやめて欲しいわけですよ。藤本つかさがいなくても、みんなでアイスリボンなのになって思ってます。そこだけは本当に好きになれないです。今回も、13周年記念試合とか勝手に言いやがって、自分勝手だなって思ってましたよ。そういうのにムカつくっていうか、煽るの上手いじゃないですか、あの人。それで自分の優しさが出ちゃうところとかを封じてくれたのかなと思いますけど、それでもやっぱりアイスリボンはみんなのアイスリボンなんで、いつか藤本つかさを引きずり下ろして、みんなのアイスリボンだよって言ってやろうと思います。」
――今後、何を目標に?
「他に欲しいのがあるので。そっちも諦めてないから、一旦ICE×∞はもうなしで。二言はないです。やめると言ったらやめる。ほしいアレだけ狙っていきます。わかります、あれ?真白とのガチャ王国でタッグ狙うのもいいかなとか、ちょっと思ったりしますけど。まずあれですよ。ガチャ王国のアイツからアレを取りたいわけですよ。次、誰が行くんでしたっけ?」
――テクラ選手?
「おっ!うん!いや、アイツから獲りますよ!」
――今はICE×∞よりFantastICEに意識がいっていると。
「1人だけ置いてけぼりにしないでくれよと思いますよ。そんな、デカいところでシングル楽しそうにやってましたけど、忘れないでくれ!と。週プロさんもですよ!他の3人ばっかり取り上げて!何してんすか!先にジャン(世羅)と面白いことやったのはわしの方じゃないですか!忘れないでください!」

■「アイスリボン」のニコニコ動画ch!
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